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飲食飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2024/6/18~2024/6/24)

 6月後半になりましたが、検索マーケットの回復は無く、昨年対比では割っている状態が続いています。これまでコロナでの落ち込みによって、見えていなかったマーケットのシュリンクが、今後より明確になっていきそうです。インバウンドは堅調に伸びてきていますが、こちらも季節指数があるので、夏場にかけては5月と比較して減少傾向となりそうです。
 原価や人件費の高騰は逃れられないものなので、ここをカバーできるようにしっかりと勝ちあるお店にし、客単価の取れる状態にもっていかないと価格競争に巻き込まれる未来しか見えません。再度お店の価値を見直していく必要があるでしょう。


・東京/大阪/福岡 業態系ワードのgoogleトレンド推移
 
共通なのは居酒屋と焼肉が減少の度合いが他業態よりも悪いこと。昨対で大体15%減となっている。(九州の焼肉だけさらに悪く20%強ダウン)、その他の業態も5〜10%落ち来ているものが多く、全体的にマーケットが悪くなってきています。今年3月までの前年を上回ってきた流れは、完全になくなったと言えるかもしれません。
 一方で英語での検索ワードは増加トレンド。ただ、コロナ前からの傾向として暑い時期の6~8月は落ち込むといった事があるので、5月から比較すると落ち込んできており、今年の3月よりちょっと少ないくらいのレベルで推移しています。

【東京】
  
検索ボリュームは全般的に昨年を下回っており、寿司で約5%、イタリアン・中華は約10%、居酒屋・焼肉は約15%昨年対比で減少しています。

【大阪】
 全体的に減少トレンド。昨年対比では90%前後で推移しており、検索でお店を探すといったマーケットは縮小している。

【福岡】
寿司、イタリアンは昨年同レベルで推移していますが、居酒屋・中華は昨対約85%、焼肉は78%と大幅に落ち込んでいる。

【英語ワード(全国)】
 コロナ前よりも上回ってきており、増加トレンドです。ただ以前からの季節指数で暑い時期の5〜8月は落ち込むといったところがありますので、同様に5月と比較すると6月は落ち込んでいます。


・クラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」飲食店売上動向レポート2024年6月
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000157.000056468.html

ポスタス株式会社が、2024年5月度の飲食店売上動向についてPOSデータを基に集計し、結果を公開しています。
こちらのデータ上は飲食店全体としては、昨対で回復しているといった結果になっているようです。近畿地方など4月から急激に伸びているようですが、ちょっとイレギュラーな値にも見えますが…参考までに

【調査結果】

■5月度売り上げは前年対比127.2%とプラス成長が続く
 5月度の前年対比の売り上げ伸長率は、前月から0.4pt減少した。売り上げは前年対比127.2%で、プラスを維持した。
 5月売上、前年対比の伸長率(地方平均)は123.3%と前月から0.2pt減少した。各地域の売り上げについては、近畿地方で前年対比150%を上回る。

■エリア別売上週次推移について
 5月売上、前年対比の伸長率(地方平均)は123.3%と前月から0.2pt減少した。各地域の売り上げについては、近畿地方で前年対比150%を上回る。

・中部外食9社5月の売上高 4社が減収、伸び率鈍化 回復一巡、「平常運転」へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4ac93d17020e7586b69da0f68972344656920db

中部地方の主要外食チェーン9社の5月の売上高実績(速報値)が出そろった。既存店ベースは、前年同月と比べて4社が減収だった。全店ベースでも1社が減収。昨年5月が新型コロナウイルス感染症の5類移行で大きく伸び、反動減となった。9社平均は1・1%増で、4月の2・4%増から鈍化した。コロナ後の回復が一巡し、「平常運転」に戻ってきた。


・異業種に参入する企業も インバウンドが増えているのになぜ大変?日本の外食業界が直面している3つの逆風
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2b5ce297ac83fe9929d3631cdf27ec18d04818e?

コロナ禍を経て、外食業界が岐路に立っている。過去のように店舗数の拡大に伴って売り上げを伸ばすことで利益成長を図ることが難しくなる中、日本以外に活路を求める企業や、他業界へ参入する企業も増えている。一方で、あくまで外食で勝負する企業は、より「的を絞った」業態で顧客へのアピールを図る。外食産業で今何が起きているのか。といった内容の記事です。

価値ある店作り無くして生きのこりは難しいといったところは、真実だと思います。今後はそこの部分をいかにつくれるか?がポイントとなりそうですね。

■「オリンピック開催時にピーク超え」の夢破れる
■本業以外を伸ばしている「大阪王将」
■「働く価値のある企業」になれるかどうか

・飲食店のSNS活用状況を調査。インスタ活用は約8割、「投稿内容」や「フォロワー獲得」に難しさ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000610.000001049.html

る株式会社シンクロ・フードが、飲食店ドットコム会員を対象に、飲食店におけるSNSの活用状況ついてアンケート調査を実施いたしました。

大分SNSへの取り組みを行ってる店舗は増えてきているようです。基本は自店で運用している人が大半のようです。恐らくSNSの構造を理解せずに投稿している店舗やフォロアー数を増やすことで単純に効果が出ると勘違いしている人が多そうな感じを受けます。

・リモートで飲食店をサポート!飲食店向けのアバターワーカー募集開始 - 新しい働き方を提供するアバターダイニングラボ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000140929.html

アバターダイニングラボ有限責任事業組合(以下ADL)では4月に飲食店向けアバター接客システムの導入に向けた協業パートナーの募集を開始しました。これに伴い、複数の飲食店から高い関心と要望が寄せられており、今回アバターワーカーの募集も開始いたします。特にインバウンド客への対応が急務であるため、英語対応可能な人材を優遇します。とのこと

実際に導入後のお客様の反応がどんなものなのかは知りたいですね。このシステムがあるから、そこのお店に行くようになるのか?人である必要があるのか?のあたりが気になりますね。


・【結婚式二次会の幹事のやること】コロナ後の変化は?会場探しで重要なのは?準備期間は?食事スタイルについても徹底調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000117076.html

株式会社Plus Oneが、結婚式の二次会の幹事経験のある方を対象に、「結婚式の二次会」に関する様々な調査を実施しました。
直近での開催実績データではなく、幹事経験者へのアンケートなので直近での状況が反映されていない面もあるので二次会獲得のための参考データとして使う場合には注意が必要です。

■幹事経験者の約6割が「参加者への連絡、参加人数の調整」に苦労


・ステーキから焼き鳥まで…仁義なき「パクり文化」の外食産業が、閉店ラッシュに見舞われる当然の理由
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d7d0b3f9fcc72dd156fce03bc0bdb8053c31dd7

最近の飲食店の閉店ラッシュの背景にあるパクリ文化と構造的な人口減少についての記事です。
実際に検索ボリュームの流れを見てもマーケットのシュリンクがみえてきています。これまでの流れとは全く変わった「シュリンコノミクス」といったものも考えていかなくてはいけないでしょう。



・クックパッド検索データ2024「47都道府県別夏ごはんランキング」を発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000317.000027849.html

「クックパッド」の2018〜2023年の6〜8月の検索データを集計した「クックパッド検索データ2024『47都道府県別夏ごはんランキング』」をキャンペーン特設サイトにて発表しています。メニュー開発の参考までに
↓詳細は下記から。
https://static.cookpad.com/pr/47pref-natsugohan

要約
特設サイトには、一定の条件下における47都道府県での検索ランキング、1〜5位までの食材・料理キーワードが記載されている
■このキャンペーンに合わせ、「クックパッドニュース」は『47都道府県別夏ごはんランキング』の地域別解説記事をリリースした
■『47都道府県別夏ごはんランキング』には、各都道府県の伝統料理やお盆に出される料理、給食の定番やそこでしか食べられない名物・名産品など、地域で愛されている人気食材や料理が並んでいる
■クックパッドはこのプロジェクトをきっかけに、地域色豊かな家庭料理の魅力が広がることを願っている



・【男女500人に聞いた】食べてみたいジブリ飯が出てくるジブリ作品ランキング!

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001220.000044800.html

株式会社NEXERは、業務用食材・食品の仕入れ通販、卸売の『八面六臂株式会社』と共同で「食べてみたいジブリ飯が出てくるジブリ作品」に関するアンケートを実施し、結果をサイト内にて公開したので紹介します。
メニュー開発の参考までに。


・【調査レポート】家族でよく行くファミリーレストランは?1番人気は「サイゼリア」でした!

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000845.000093294.html

株式会社レビューが、日本全国の20代以上の方を対象に「家族でよく行くファミリーレストラン」についてのアンケート調査を実施し、その結果を公表しています。

【まとめ】
■100人にアンケートを行ったところ、「サイゼリア」と回答したのは全体の35.0%でした。
■また回答した理由として、安くて美味しいから、子供の食べやすいメニューが多いからといった意見が数多く見受けられました。
■家族で行くなら、たくさん食べられてできるだけ安く、子供が食べられるものがあるかも重要です。


・ONIGO、アオキスーパーと提携したクイックコマースエリアを名古屋市16区へと拡大
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000097983.html

「OniGO(オニゴー)」を運営する、ONIGO株式会社が、名古屋市を中心に地域密着型チェーンスーパーを運営する株式会社アオキスーパーと提携した配達拠点として、アオキスーパー木場店、鳴子店を追加し、愛知県内での即時配達サービスを拡大します。とのこと。最近めっきり聞かなくなったクイックコマースですが、ローカルでのトライアルは着々と進んでいるようです。

・Uber Eatsとローソンがサービス拡大に向け提携強化
全国の加盟店舗数が6,000店を突破し、取扱い商品数も3,000点に大幅拡充
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000127691.html

Uber Eats Japan合同会社は、株式会社ローソンとオンラインフードデリバリーサービス「Uber Eats」を通じたクイックコマースの拡大に向けた業務提携強化について合意したことをお知らせします。

業務提携の強化には、①Uber Eats加盟店舗の継続的拡大、②24時間営業店舗の拡大、③共同プロモーションの実施、④Uber Eats専用商品・先行商品の販売などが含まれます。各施策は順次展開される予定です。とのこと

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