#8 第一志望企業と、第一志望業界。
第一志望企業に入りたい。
けど当然狭き門である。
僕のいる広告業界の話をしよう。
いわゆる大手総合広告代理店には、合計で300人程度しか入れない。当然その何十倍という学生がそこを目指しているのにも関わらず。
OBOG訪問される際、もちろん全力で合格させるべくアドバイスをするが前にも書いた通り、ある程度運の要素も必要となってくるので僕は必ず
「どうしてもこの会社に入りたいなら、競合他社も大中小問わず必ず受けろ。3年もすればラクに転職で入れるから」
とアドバイスをすることにしている。そしてこれに異を唱える広告業界の人間はいないはずだ。
広告、マスコミ業界はとにかく横の転職がしやすい。
電通⇔博報堂⇔ADK⇔大広⇔J企⇔東急⇔マッキャンとかで人材交流をしているのではないかと思うほどに。
ていうかそもそも広告業界は新卒で入るのには厳しいが、転職で入るには易しい。
広告会社でなはく、関連業界への転職も容易い。
代理店から局に行った人間も、IT大手に要職で行った人間も知っている。
僕自身がGoogleさんにヘッドハンティングされたこともある。
これにはカラクリがあるので、その話はまた別の機会にするとして。
二回目だが、
どうしても入りたい会社があるなら、競合他社も受けろ。
どこかに引っかかればよし。くらいの軽い気持ちで臨まなきゃだめだよ。あ、その代わり企業研究と志望動機磨きはしっかりしなさい。
OBOG訪問をする際に「同業への転職ってよくありますか?」って聞いてみてもいいと思う。
イメージだが、
ゲームやエンタメ→転職だらけ
ITやスタートアップ→同じく転職だらけ
広告→割と多い。基本的に上位代理店へジョブホップしていく。
マスコミ→割と珍しいが、ある。
メーカー→自分が担当していた領域で、他業界への転職。
証券→わりとある。
地銀メガバン→転職してやるっていつも言っているが全然しない
保険→同上(ただしプレデンシャル等一部外資を除く)
JPM、マッキンゼー等超上位コンサル→いつの間にか大きめの企業の要職に
みたいな感じ。