きらきら
夢のように きらきらと
すべてのものは輝いて見える
酒の味は胸に沁み入るかのようだ
私は ほとんど生まれ変わったかのようだ
思えば大学をやめた頃
すべてのものは灰色だった
味も分からず酒を飲み
酩酊に溺れる無為な日々だった
それからいくら経っただろう
つらい別離も 裏切りもあったが
それらも思い出として詩にできるだろう
何もかもが過去の中に片付いていった
そして今 夢のようにきらきらと
すべてのものは輝いて見える
生きてこられた喜びと これからも
生きてゆけるという確信が私の胸を熱くさせる
(2024.1.31)