第5回 源光行について(3)
『源氏物語』の研究者として名が遺る光行ですが、実はそれを隠れ蓑にして、秘かに『平家物語』を書いていたのではないかという説があります。
平家は敗北者。源氏全盛の鎌倉幕府にあっては「平家」という名前を言う事もできません。
私は、光行が平清盛から委託されて『平家物語』を秘かに書いたという設定で進めていきました。
すると全てがうまくいくのです!しかし資料が乏しく、唯一『平家物語と源光行1』だけが見つかりました。
しかし関西の図書館には1冊もなく、Amazonで注文すると約2万円という事で困ってしまいました。