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過去の「企画」が誰かの参考になれば

ライターとして活動を続けるなら「企画」も武器にしなければ、もったいない。でも、企画って大変そうというイメージも…。

そこで、過去に媒体へ提案して採用された記事を企画した背景について、いくつかの事例を紹介してみたい。

①大人用おむつを体験

@DIME(2017年6月)
相棒のいる心強さに感動!大人用おむつの快適ライフ体験記

原点にあったのは、趣味として通っていたアイドルのライブ経験だった。開演前物販での行列や、スタンディング会場で「尿意をどうするべきか…」と悩んでいたことからひらめいた。

せっかくなら「体験するのが一番!」と一念発起してレポート記事の体裁に。自宅でおむつを履き、実際に足を運んだイベントで“真価”をたしかめ、総括として感想も伝えた。電車内で、大人になってまさか“赤ちゃん”に“同じ立場”での親近感をおぼえるとは思わなかった。

②うまい棒でソーシャルディスタンス計測

FRIDAYデジタル(2020年5月)
「ソーシャルディスタンス」の距離はどれくらい…?うまい棒で検証

コロナ禍での生活様式の変化がまだ、いまいちなじんでいなかった当時。“2m”の感覚を「分かりやすく伝えられないものか」として、ひらめいたのが普遍の人気を誇る駄菓子「うまい棒」での計測だった。

おまけとして「なが〜いさけるグミ」や「マーブルチョコレート」でも計測。自宅での計測時に、うまい棒の油の臭いが充満してややグロッキーになったのは今や、いい思い出だ。

③塩湯入り洗面器に頭を

ダ・ヴィンチWeb(2015年4月)
塩湯を作ってあとは塗るだけ。美容と健康に役立つ“塩浴”を実践してみた

髪や体に塩を塗る入浴法を聞きつけ、紹介したいと思っての記事。元になる書籍の内容に沿って一部の方法を取り上げているが…。企画の背景にあったのは、シンプルに「塩湯の入った洗面器に、頭を突っ込んだ画を撮りたい」という思いだった。

実際の現場では、目を洗ってしまいちょっとした大惨事も…。しかし、取材とは何が起こるか分からない。ハプニングすらも、テキストに代えられるのはライターの醍醐味でもある。

つらつらと振り返ってみたが、最近では、これほど冒険的かつ実験的な記事を「企画してないなぁ」としみじみ思う。どれも30代前半〜中盤にかけて制作したもので、40代へ突入した今となっては「守りに入ってるのか」と自問自答も…。

昨今はインタビューやライブレポートの企画ばかりとなってしまったが、けっして、たぎる“情熱”を失ったわけではない。

下記、直近の実績「2024年の仕事」も参考に。企画を求める方々からの「提案依頼」も随時、募集中だ。

メール:hitotsuna.ka@gmail.com

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