僕たちは、穢れるために生きている
あなたは24時間365日ずーっと怒っていたり、不安に怯えている人生を送りたいと思いますか?
99%以上の人が「嫌です」と答えますよね。
恐れや不安、怒りや悲しみ、嫉妬などのマイナスの感情に心を奪われ、気が枯れている状態のことを「穢れている」と言います。
みんな、清らかな心で生きたいと思っています。
しかし、気づけば穢れている(笑)
そして、穢れる自分はダメだと思っていませんか?
少し視点を変えてみましょう。
穢れない人間っていると思いますか?
僕はいないと思います。
日本では、神様でさえ穢れるのです。
一番尊いとされる天照大神(アマテラス)でさえ、伊耶那岐命(イザナキ)の穢れから誕生したとされています。
僕は問いたい。
穢れとは、悪なのか?
人間だからこそ、生きているからこそ、穢れる。
それで良くないか?
穢れたのなら、清めればいい。
そのために『祓い』があるのだから。
『穢れ』と『祓い』はセット。
祓えば、清められる。
穢れと祓いを繰り返しているうちに、心がどんどん清らかになっていく。
僕はそういうものだと捉えています。
これはお掃除と一緒です。
何もしなくてもホコリなどが溜まる(穢れ)
キレイにすると、心も軽くなり運気も上昇する(祓い)
いつも掃除をしている人と全くしない人では、人生に差が出ることは想像できると思います。
そしてこれも極端な話ですが、
生まれてから一度も怒ったことがなく、人を困らせたり迷惑をかけた経験がない人
若い頃はヤンチャばかりしていたが、ある時改心して世の中に貢献する活動をしている人
あなたはどちらの生き方が参考になりますか?
おそらく後者の人生の方が、多くの人の参考になると思います。
そう考えると、どちらの存在のほうがありがたいのか、甲乙つけがたいですよね。
人の役に立つ生き方をするということは、神として生きるということ
海外のいわゆる「一神教」と言われる宗教ではあり得ない考え方ですが、日本の神様は「八百万の神」。これは自然界のありとあらゆるものが神であるという考え方です。
その中には、人間も含まれています。
突き詰めればあなたも、神として生きることができるということです。
「神として」なんておこがましいという方は、「神のように」でも構いません。
ただ、人間には神として生きる前に人として生きる道があって、そこで魂を磨くために、穢れと祓い清めを繰り返しているわけです。
そう考えると、穢れってありがたいものだと思いませんか?
穢れた経験が多いほど、たくさんの人の役に立てる可能性があるのです。
胸を張って生きていい
ついつい怒ってしまった、嫉妬心から冷たい態度を取ってしまった、不安でいっぱいで弱気になっている。
そんな自分が嫌になることがあるかもしれません。
でも大丈夫です。
それは、誰にでもある感情なのですから。
それは、あなたにとって必要な経験なのですから。
あなたは確実に、誰かの役に立てる道を進んでいるのです。
今感じている気持ちを否定するのではなく、大切にしながら、胸を張って生きてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
数魂相談師 あつし
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?