
歯…ごとき
あなたにとって「歯の価値」とはどんなもの?
そんなこと、普段気にする事はないかもしれませんね
だけど治療が必要になって
いざ治療計画を立てるというときにはあなたにとっての「歯の価値」を
決定しなければなりません
例を出すと
前歯から奥歯にかけて6本も虫歯が見つかりました
どれもかなり進行した虫歯です
治療中は歯がない状態が続きます
前歯には仮歯が入れられますが噛むのには使えません
取れてしまうこともあるかもしれません
保険でも歯が入りますが奥歯は銀歯になるというのでセラミックを入れたい
1本10万円とのこと
6本で60万円?
どうしましょう
さぁ、こんな場面に直面したとき考えますね
あなたの「歯の価値」
歯ごときに60万円もかけられるわけない
ーそれならば何になら60万円かけられますか
ーあなたの歯はそれ以下の価値ですか
かけたくても60万円も持ってない
ーそれ以上の価値のあるものを持っていたけど大事にしなかった
ー管理に必要なお金もケチった
歯科医院では患者さんに選択してもらうために幾つかの治療法をお伝えします
そう、決めるのは患者さん自身なんです
そしてみなさん悩みます
当然です、自分の体のことですもんね
そんな時のために貯金しましょう
なんて話ではないですよ
今持ってる財宝の価値を考えてみましょうということです
あなたにとっての歯の価値とは
歯医者に行かなきゃいけないのはわかってるんだけどなかなか…
待つし、予約なかなか取れないし…
ハミガキはもちろんしてるよ、フロスはめんどくさいからたまにかな…
忙しいんだよね…
今、飛び上がるほどの痛みや顔の形が変わるほど腫れている人でなければ
こんな感じの答えが返ってくるでしょうか
ではその価値に見合った管理とは
自分の歯の価値、そりゃあ何にも変えられないよねぇ
と思ったあなた
ではその宝物を守る方法を知っていますか
ハミガキしてても虫歯になった、あんなに磨いてたのに
甘いものなんて全く口にしないのに虫歯になった
クリーニングに行ってるのに検診のたび虫歯が見つかる
など、このような話を聞いたことがありませんか
歯を守り切るのは不可能なのでしょうか
怪盗からの予告を受け、警備員の増員や警報器の設置など万全の警備体制で望む
しかしまんまとお宝は盗まれてしまった
というような聞き馴染みのあるストーリー
お宝は盗まれるためにあるのでしょうか
いいえ、大丈夫です、ちゃんと守り抜く方法があります
しかし方法はありますが、みんな同じ方法ではダメなのです
なぜでしょうか
それは
その世界でたった一つのお宝である歯は、保管場所がそれぞれ全く違うからです
その保管場所に合った管理が必要なわけです
口の中の細菌叢や唾液の成分が違うだけでも変わってきますし
何より食の好みや食事の時間によっても違ってきます
どんな環境で保管されているのかを知ることが重要なポイントです
あなたの保管場所はどんな環境なのでしょう
あなたのためだけの管理方法を見つけてみましょう
かかりつけの衛生士さんがヒントをくれますよ

ここまでたどり着いた猛者たちに心からの感謝の気持ちを送ります、ありがとうございます
守護士たちの健闘を祈っております