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生まれ変わることのないエナメル質
体の中で硬い組織といえば、真っ先に浮かぶのは「骨」でしょうか
体は大きくなるのですから当然骨も大きくなるのは想像できます
骨は常に新陳代謝を繰り返しています
古くなった骨は破骨細胞という細胞に壊され、その壊された部位を骨芽細胞が修復し、骨を新しくつくりかえていきます
これを骨代謝といって、若い方であれば3年程度、高齢になると5~10年程度の周期で体中の骨がつくりかえられるといわれています
そして体の中で最も硬い組織といえば歯のエナメル質
あーーんと口を開けて見えてる歯の白い部分です
モース硬度で言えば硬度7、水晶と同じくらいの硬さです
最も硬い組織で体のために破壊をに担っているエナメル質にはなんと
生きた細胞がありません
つまり生まれ変わることがないのです
さらにエナメル質には欠点があります
酸に弱いのです
水晶のように硬くても酸で簡単に解けてしまう
骨が折れてもまたくっつきますが、歯はくっつきません
虫歯で大穴が開いても元には戻らないのです
生まれ持った組織のまま一生を共にするわけです
しかし救いはあります
エナメル質は修復できます
エナメル質の代謝には、脱灰と再石灰化というプロセスがあります
ただしごく初期の場合に有効です
脱灰とは口内の細菌が食べ物から糖を分解する過程で酸が生成され、エナメル質のミネラル成分が溶ける現象です
再石灰化とは唾液に含まれるカルシウムやリン酸などのミネラルが、酸によって溶けたエナメル質を修復するプロセスです
繰り返しますが、ごく初期の場合です
なので予防がとても重要
歯を守るためにできる事はハミガキだけではありませんよ
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エナメル質を保護するには、唾液の力を利用することが有効です
食事の後は唾液で口の中を中和することでエナメル質が溶けるのを防ぐことができます
また、糖分を含む食べ物や飲み物をとりすぎないようにすることも、初期虫歯のリスクを減らすことにつながります
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ここまでたどり着いた猛者たちに心からの感謝の言葉を伝えたい、ありがとうございます
守護士たちの健闘を祈っております