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県民が県内をあらためて旅行してみた。


「今、新幹線のったよー!」

と長女からLINEがきたとき、私たちは着替えやら下着やらをスーツケースに詰めはじめていた。

母+三姉妹+二姉妹+娘+三姉妹=10人という、祖母・娘・孫たち女ばっかりの旅の朝。

ながらく岐阜県民だけれど、
「意外と県内って旅行行かなくない?」
と、今回の旅行は、県民があらためて県内を満喫してみるということにしたのだ。
(女子旅だから運転するにも近場が安心♪)

岐阜駅で長女をピックアップし、名古屋出発の一番上の姉あさちゃん(仮)たちと金華山ロープウェーの駐車場で待ち合わせた。

ロープウェーの待ち時間は40分近くあったけれど、女子10人もいるんだから、おしゃべりは尽きなくて。なんなら、展望レストランでもきっと並ぶだろうからと、「ならび隊」2名を選出すべく、5人ずつに別れて「指スマ」をした。そして、二番目の姉はるちゃん(仮)と、その娘のもえ(仮)が偶然にも親子で一番負け「ならび隊」に選ばれたのだった。
山頂のリス村はすごい行列でスルー。とりあえずみんなお腹がすいていて、展望レストランへ直行。食券を買っておいてから待つシステムらしく、10枚の食券を手に、上の展望台で待つ。

ひゃっほい見晴らし良っ! 天気良っ!
母と私たち三姉妹

からの

展望レストラン 飛騨牛カレー🍛 うんまっ

お腹が満たされたあとは、いざ岐阜城へ。
ちょっと山道を登らないといけない。
織田信長や斎藤道三、岐阜と名付けられた由来やルイス・フロイスの日本史などの資料が展示され、ほぉほぉと歴史の授業を思い出しながら、日本史マニアの次女が早口に語るのを聞いて。
天守閣からの眺めは、天下人の気分を味わえるくらい壮大なもの。名古屋のツインタワーまで、うっすら遠くに見えちゃうほどだった。

てでーん。 
通りすがりのお兄さんに撮っていただく♡


結構な山歩きをした気分で、再びロープウェーに乗って帰る。ガイドさんは流暢に信長と岐阜城や金華山にまつわる逸話をガイダンスしていて。
この人は一日中こうやって行ったり来たりして、一日に何回この話をしているんだろう…、丸暗記していて、たとえば仕事を辞めたりしてからでもずっと覚えてるものなのだろうか…、寝言とかで言ってしまったりしないのだろうか…、とか余計なことばかり考えてしまって、全然内容が入ってこないまま降りてきてしまった。すごく近くに立っていたからバチバチに目が合ってしまってドギマギしたりもした。

さて、本日のお宿は「岐阜グランドホテル」。

金華山、岐阜城のふもと、長良川が目の前に流れる長閑な景色。5名ずつ2部屋隣同士で、一応は大人組と子ども組に分かれたけれど、最終的にはごちゃ混ぜで、早く寝る組と夜ふかし組に分かれいた。

お夕食は宴会場。

乾杯🍻
孫たちから母へサプライズプレゼントもあり
みんなで嬉し泣きもあった🎁
修学旅行感。
お風呂のあと、ビンゴ大会した。

そう、ビンゴ大会したんだけれど、お土産売場であつめた景品のうち、一番ウケ狙いだった「本能寺の変ペーパークラフト」を、一番ビンゴ!だった私が引き当てるという悲劇…。

人が細かいっ!
ミシン目なしのカッター使用…
人が多いっ!!

「一週間以内に完成させて写真アップしてね」と謎の罰ゲームみたいなミッションまでついて。
え、なんで?笑 ビンゴ一番抜けだったのに。
ちなみに治ちゃんは、鵜飼の鵜のぬいぐるみキーホルダーが当たったから、毎日仕事用カバンにつけて「鵜」のつく投稿することというミッションを課せられていた。翌朝さっそく『おはよ鵜』とぬいぐるみの写真が投稿されていた笑。

         🌙🏯☀️

7:40朝食バイキングの前に、朝風呂へいく♨️
もう半分寝ながら、はだけた浴衣をかき合わせ(私は寝ぐせのままで)とにかくちゃぽんとだけでも浸かりにいく。いつも昼ごろまで寝ていたりする大学生たちも、よく起きた!素晴らしい!

朝ご飯はもりもり食べた。和洋あるなか、私は完全に和食で、ご飯をおかわりまでした。
今日は、ここから50分ほど北上して「板取 モネの池」と「郡上 大滝鍾乳洞」へ行くのだ。

モネの池 水が澄んで絵画みたい

光の反射や水の濁り具合によっては、こんなに綺麗に見えない日もあるようなことも聞いたけれど、この日はとても綺麗に見えた。鯉の色も鮮やかで、浮き出ているみたいに見えて、モネの描きたかった景色はこんなふうだったんだろうな…と思いを馳せた。ただの神社の池だったけれど、口コミでその綺麗さが広まって、今ではたくさんの見物客がいらっしゃる。そういうこともあるんだね。たしかに実際に目で見られてよかった。

そこから、

もうすでにひんやりしている山奥。。。
グネグネ道をずんずんと進んでたどりついた。
ものものしい入り口。
いざっ!!

ぞろぞろと10人が一列に洞窟を進む。
先頭は麻ちゃん、そして治ちゃん、私、萌、母、あとぞろぞろ笑。湧水なのか足元には水が流れていたり、ポタポタ水が落ちてきたり、狭く細い道や急な登り階段や、かなりの探検だった。薄暗くて、一人じゃ絶対こわかったけど、みんなでキャーキャー言いながら進んで楽しかった。

おおぉ!!!

こうやって上まで開けたところも何箇所かあって、おぉ!!って見上げて、自然の偉大さを感じた。なんかすごい!なんかすごい!ばかり言いながら、ポタポタおちてくる雫につめてっ!ってなりながら。

もともと心もとない灯りだけれど。
やめて(><)
そういうこと言わないで、こわいから。

急な下階段を降りていって、ようやく出口が見えてきて、ホッとした。研究員とか学者とか発掘調査員になったような気分だった。

ちなみに、出口で

貸しカッパ…

みんなが口をそろえて、
「なんだよ!カッパあったのかよっ!!」
と、言ったのが見事なオチだった。

出口からはマイナスイオンを胸いっぱい吸い込みながら歩いて降りていった。昨日からよく歩く。

自然界隈。

下のお土産屋さんでお土産を買いながら、近くのおいしいごはん屋さんを聞くと、『そば八』さんというお蕎麦屋さんを教えてくれた。
お蕎麦いいね!というわけで、お昼ごはんはこちらへ。

海老おろしそば🦐
手打ちそばがうんまい

10名で囲炉裏席をかこんでお蕎麦を食べた。
手打ちらしい食べ応えで、おいしかった。

麻ちゃんの旦那さんが「明宝ハム」が食べたいと言っていたから、そこから道の駅明宝へ。

紅葉はほんのりはじまったかなー?くらいだったけれど、たくさんの人でにぎわっていた。
明宝ハムや地産地消のお野菜も買った。


県民があらためて県内を旅行してみる、という今回の女ばかりの10人旅はこれにて。


総じて、
めちゃくちゃ楽しかった〜!
ずっと運転手だったから疲れたけれど、みんながみんな楽しめて、いい旅だった。女子サイコー。


長良川の夕陽


岐阜おいで〜♪

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