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何かで見た「今月のあなたは」に、
「今月は今までの疲れが出やすい月。心身のリフレッシュを。」とあった。
占いは信じるほう。
(良いことだけを見て、悪いことは悪いことが起きたときに占いのせいにする)
「疲れ」ているんだと思う。
ここのところ、毎晩のように夢を見て、今朝なんて、今まで見たことのないくらい短い髪の彼女がいた。いつもは胸元まで届くロングだったから。
「髪、めっちゃ切ったね」
「うん、でもこれ、もう1ヶ月くらいたつけど」
「そうなんだ」
似合っていたけど、それはもう、私の脳みそが創り出した彼女だ。私の脳みそが勝手なことをし出している。困ったもんだ。どうかしている。
忘れようとするのを諦めて、思い出を抱えて生きていくつもりで。それでもこの青空の下のどこかには、彼女は今もあの笑顔でいるのだと思うと、都合よく『友達』を引っ張りだそうとする。
一生分のキスをした。もう十分じゃないか。
『友達』になるつもりなら、さっさと送ってしまえばいいのに、逡巡する指。
「誕生日おめでとう!」の文字を見つめて。
いや…やっぱり…。
半透明な自分が立ち止まる。
今のまま、今を大切にしよう。
きっといつか、ためらわずに、自然に言える日が来る。きっと来る。
そんな行ったり来たりをいつまでも。
now loading…が終わらない。
だめだこりゃ。
頭蓋骨をパカッと開いて、茹だった私の脳みそを、氷水にポチャンと入れて、つるつるしこしこの讃岐うどんみたいにシャキッとできないかな。
ぶっかけうどん食べたいな。
お腹空いたな。
あ、
朝ごはん食べてなかった。
ちゃんとしよう。
しっかりしなくちゃ。