『少女都市からの呼び声』を観劇した話。
7月9日の初日から約2週間。
自担主演の舞台、『少女都市からの呼び声』ようやく観劇してきた。今回はマチソワ、マチネと3公演続けて観劇出来たのでそれぞれの公演で感じたこと、座席からの見え方を踏まえていろいろ書いていく。
7月22日マチネ
個人的初日。
3階席A列センターブロック上手側から観劇。
舞台上の見え方としてはかなり見下ろす感じ。柵も邪魔にならず、視界はかなり良好。全体を見渡すには十分すぎるくらいだった。劇場自体がそこまで大きくなくて、こじんまりしてるから遠すぎることもなかった。
初見の感想としては、内容は戯曲の通りに進んでいく感じ。戯曲も読んでいったから流れ的には分かってたけど、内容をしっかり理解するのはやっぱり難しい。今まで触れたことのない、不思議な世界観だった。
7月22日ソワレ
ソワレは1階席D列センターブロック上手側から。
D列まではフラットだから前の人の頭が被らないかちょっと心配だったけど、心配するほど被らなくてほぼほぼちゃんと見えた。
思った以上に舞台が近くて、表情はもちろん息遣いや細かい動き、ちょっとしたしぐさがしっかり肉眼で見えた。マチネを上から観たからその答え合わせじゃないけど、マチネでは分からなかったところがいくつもあって新しい発見がたくさんあった。
アドリブも何個か分かって生のお芝居の醍醐味だなって実感したのと、肥後さんと六平さんの老人2人のシーンがちょっとしたブレイクみたいになってて、ソワレはハプニングもあってなんかほっこりした。
7月23日マチネ
今回は1階席G列センターブロック若干下手側から。
若干の段差もあるし、千鳥配置になってるから見えにくいこともなくて今回も見やすかった。
近さ的にはD列から少し下がっただけだからさほど変わらないけど、1回目2回目が上手よりだったから、下手よりでまた新鮮だった。やっぱり上下違うと見え方も全然違ってくるから面白い。出方、捌け方、下手通路の使い方、上手側からは見えにくかった部分の発見がたくさんあった。
特に下手通路でのお芝居がよく見えて、「こんな表情してたんだ」とか「こんな動きしてたんだ」とか頭の中でパズルがはまっていく感じがした。
2日間3公演の総括
2日間で3公演観ても理解できたことを言葉で表すのが本当に難しい。帰りの新幹線で、公式サイトにある開幕レポートを改めて読んでみた。自分の語彙力がなさすぎるのか、うまく言葉で表現できなくて、「あ〜!そうそう、これこれ!」ってなるのがなんか悔しくてもどかしかった。(開幕レポート頷きポイントしかなかった。)でもそれと同時に、分からないものは分からない、自分が観て感じたままでいいんだとも思った。
自担が繋いでくれたアングラ演劇の世界。わたしにとっては全然知らない世界だったし、あんまり得意じゃないかなって思ってたけど、そんなことなかった。嫌いじゃなかった。地元に帰ってきた今でも、セリフや劇中歌が勝手に頭の中で再生される。これが少女都市に浸るということなのか。本当に不思議な世界。観劇の予習のために買った戯曲もまた読み返したい。初めて触れたこの世界観にもっと浸れる気がする。
おまけ(MILANO-Zaの椅子について)
今回初めて入った【THEATRE MILANO-Za】
劇場のサイズ感は申し分ないし、3階席からでも全然見やすいんだけど、本当に椅子の作りだけは最悪。正直演劇向けではない気がする。とにかく硬い。
あと、1階席はまだ良かったけど、3階席の椅子は背もたれは垂直すぎるし、床との距離がちょっと高めで身長150cmのわたしはつま先しか床につかなかった。(ちなみにバルコニー席はフットレストの貸出があるっぽい。)
ただ、これはわたし個人が実際に座って観劇した上で感じたことなので悪しからず。
最後に
ちょっと愚痴ったけど、それでも自担のお芝居は相変わらず最高だったしやっぱり『安田章大という1人の役者のお芝居が好きだということ』を改めて実感した。自担の舞台を観劇するたびに毎回思うことだけど、本当に好き。幕が上がればしっかりと役を生きていて、そこに普段の自担はいない。当たり前だけど。今回はカーテンコールで少しだけ自担が降りてきたかな。なんとなくそんな感じがした。
わたしの次の少女都市観劇は大阪。
ゴッホのときには行けなかった、東大阪市文化創造館DreamHouse大ホール。劇場が変わって多少演出も変わるのかな。また不思議な少女都市の世界観に浸れるのが楽しみ。まずは東京公演。自担をはじめカンパニーの皆さん全員、無事に千穐楽を迎えられますように。
おわり。