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映画における超スピード表現を知ってる限り集めてみた&『ザ・フラッシュ』感想
観ようかどうしようか迷ったけど、結局観たフラッシュ。
ド直球のエンタメ映画で、暗めな映画が多いDCの中ではマーベルテイストというか、コミカルな感じでした。
主人公のバリー・アレンが面白いやつでよかった。フラッシュが出てくる映画やドラマを一切知らないんで、今作がファーストインプレッション。
バットマンも出てくるんで、キャラの対比が効いてて面白い。
あらすじ
バリーの父は、自分の母を殺した罪で裁判にかけられていた。
セントラルシティで鑑識官として働くバリーは、父親の無罪の証拠を探していた。
そしてバリーは裏では超スピードのスーパーヒーロー“フラッシュ”として、バットマンやワンダーウーマンとともに、市民を守っていた。
ある日、光速を超えるスピードで加速した時、時空を超えることが出来ることに気がついたバリーは、過去に戻って、母を襲った悲劇を未然に防いでしまおうと思いつく。
しかし、時空を遡っている途中、何ものかに邪魔をされて別の時間に弾き出されてしまう。
流れ着いた先は、18歳の自分がいる別の世界線。
そこにはスーパーヒーローが存在せず、本来はスーパーマンが撃退するはずだったゾット将軍が地球を植民地とするため侵略に来ていた。
バリーは過去の自分とともに、引退したバットマンの館を訪れ、協力を仰ぐことに。
超スピード集
フラッシュって、大変な娯楽作になってまして、面白かった!っていう感想以外だと、アメコミの蘊蓄くらいしか語ることがないんだよねー。
アメコミの蘊蓄に関しては、もっと詳しい人が語ってるし、パンフレットも充実してるからそれを見てもらうのが手っ取り早い。
そんなこんなで今更自分が内容について感想しても面白くないので、映画などに出てくる超スピードシーンを可能な限り集めてみました。
X-MEN アポカリプス
アメコミで超スピードだと、真っ先にこいつが思い浮かんだ。
周りがスローモーションになって、その中で能力者だけが素早く動き回れるという表現はフラッシュにも使われていて、一番メジャーな見せ方かもしれない。
加速時に目を保護するゴーグルがあるのはフラッシュも同じ。
ソニック ザ・ムービー
ソニックにも類似のシーンが。止まった時の中でイタズラを仕掛けたり、大胆にピタゴラスイッチを仕掛けようとするのも定番。
エターナルズ
エターナルズよりマッカリ。こっちは本当に見えないくらい速いという表現。
能力者の主観ではなくて、それを見る第三者の視点という感じだろうか。
建物が崩れかかって人が下敷きになりそうなところをヒョッと救い出すシーンなんかも定番だけど、フラッシュでは人を超加速で動かしたら気持ち悪くなってゲロする設定なのがウケた。
009 RE:CYBORG
こちらはアニメですが。
スローと瞬間移動的な表現と、両方を取り入れてますね。
超スピードが映像的にものすごく映えるというのは、昔っから知ってて、個人的にはこれが一つの原点かもしれない。かっこいいなぁ。
原作の009だと結晶時間というエピソードが一番印象に残っていて、加速装置が壊れたジョーが一人だけ超スピードの静止した世界に取り残されて孤独になるというやつです。
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加速装置はSF小説の『虎よ! 虎よ!』から来ていて、その小説では、装置で感覚が鋭敏になり相手の動きがスローに見えるという仕掛けです。
『600万ドルの男』『バイオニック・ジェミー』
1990年のドラマ版『フラッシュ』制作の過程で、コスチュームを嫌がったプロデューサーがトラックスーツとスニーカー姿を提案して、製作陣に「それじゃ“600万ドルの男”じゃねーか!」と反論されるエピソードがパンフにあります。そのテレビドラマ『600万ドルの男』とスピンオフの『バイオニックジェミー』に出てくる超スピードの描写は、テクノロジー未発達の昔のテレビドラマであるが故に制限があり、スローモーションで超スピードを表現していました。
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いい感じの映像が用意できなかったので、暇な人はググってください。
他にもルーニー・テューンズだとか言ってたし、超スピード表現は他にもたくさんあると思います。個人的に印象的だったのはこんな感じです。
一応フラッシュの感想
超娯楽作という感じで、ポップコーン片手に見る感じの映画でした。
スパイダーマンも同時期に公開されていて、見ようか迷ったけど。
マルチバース……も出てくるけどこれはどっちかというとタイムトラベル映画だ。そこに一定のエモーショナルが詰め込まれていて、母の死と世界の死との天秤で、母の死を選ばなければならない悲しさに胸を打たれる。
物理学の理論を説明するシーンみたいなのが大好きで、インターステラーとかドラえもんで、紙に点を二つ書いて、最短距離を移動するにはどうすればいい?つって折りたたんでペンをブッ刺すやつ。
まとめてる人いて笑った。
本作ではパスタを使ってブルース・ウェインが多元宇宙を説明してくれる。必見のシーン。
最後に父親が無罪になるように過去を操作しちゃうのは、矛盾かもしれないが。
バリー・アレンのキャラは、バットマンがシリアスなので余計コミカルに感じられてよかった。ちょっとバカっぽい演出が効いてる。走り始める時の謎のポーズとか、走ってる時の若干安っぽいCGとか。
バットマンにはまさかのマイケル・キートン。バートン版でアゴがいいという理由でキャスティングされたそうだが、本当か…?バットマン俳優はアゴで決まる。
スーパーガールには400人の候補の中から選ばれたサッシャ・ガジェ。
完全な新人女優。最初少年のように見えて、コスチュームを着たとき初めてスーパーガールだと気づいた。それくらいボーイッシュな感じでかっこよかった。個人的に結構ハマったキャラ。
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