辛い「文章レビュー」はコミュニケーションに変えちゃえ!
笑屋株式会社でnote運用をしています。
マガジン公開をして一ヶ月。
少しずつ社内では興味を持ってくれる人が増えてきました。
しかし、運用は定着・継続しなければ意味がないのです。
フローを作っても共有ドキュメントだけでは足りない。
ましてやnoteの記事作成は通常業務と比べて優先度は低いはず…。
そこで私はどうしたら社員に継続してもらえるのかを考えることにしました。物理的な課題とその解決策
物理的な課題とその解決策
弊社はフレックス制度を設けており、人数の都合で部署によってオフィスを分けています。
同窓会プランナーは顧客対応が多く、なかなか時間が取れない。
営業担当の社員は外出が多く、タイミングが合わない。
気づけば私は他の社員、部署が今何をし、何を考えているのかが全くわからない状況になっていました。
文章を書いて見せるということは意外とハードルが高い行為です。
特に普段表に出していない自分の内面、感情を文章化したとき、こう思う人もいるのではないでしょうか。
「こんなこと書いて恥ずかしい!」
「変な人だと思われたらどうしよう」
社員同士中途半端にお互いを知っているからこそ、急に印象が変化してしまうことに抵抗があるのではないかと感じました。
よってお互いの信用が必要不可欠と確信したのです。
そのための一歩として各社員とのコミュニケーションを強化することにしました。
文章レビューの準備
文章校正をするといっても私は人の文章をレビューした経験がありません。
社内で誰よりも書くことにこだわってきて、熱もあると自負していましたが、説得力がなければいいものを作ることはできないのです。
よって改めて文章作成についての勉強をすることにしました。
まずは2冊の本を参考に自分の書きたいことや今まで書いてきた文章を分解することからスタートしました。
「9マス」で悩まず書ける文章術はテンプレートにそってアウトプットがしやすく、早速真似をしました。
今まで書いてきた記事を読み直すと、書きたいテーマについて文章を綴ったつもりでも、タイトルとオチの合点がいっていない記事がありました。
また、伝えたいことがぶれているのではないか、と感じる箇所も発見。
(あとから恥ずかしくてジタバタする前に読んでおけばよかったです。。)
自分の記事を9マスに分解すると、足りていない箇所や重複している箇所が見えてきました。
続いて「才能に頼らない文章術」も参考にしました。
編集者の視点をもって執筆する力(編集執筆力)
筆者いわく、読者の視点や価値観にそって文章を組み立てていく力は伸ばすことができるということでした。
文法のチェックシートもついており、レビュー前に細かい部分を自分で修正する癖をつけることができました。
このように本を参考にすることで、人によって偏りが出ないように指針を設けました。
ワークという名の文通
私は文章レビューという言葉にあまり良いイメージを持っていません。
と、いうのも自分なりに時間をかけて作った文章をけちょんけちょんに言われて直されて、「こんな感じがいいと思います!」という主観を押し付けられた経験があったためです。
当然モチベーションは下がり、目的が「レビュー者に有無を言わせない文章を作ること」にすり替わってしまいます。
文章校正の書き手のモチベーションを下げるようなやり方、考え方だけは絶対にしたくないと決意していました。
そこで、私は「ワーク」と名付けた校正を行うことにしました。
これはGoogleドキュメントを利用した添削のようなものです。
ワークの様子を少しだけ紹介。
<ワークの流れ>
・なぜワークを行うかを明文化する
・社員の書いた下書き文章を分類する
・分類に合わせてストーリーを作っていく
・修正点や文章の中心はお互い納得した上で作成する
<参考画像>
社員の文章を読んだ上、自分なりに分解することで理解を深めます。
また、文章の中で伝えたかったことは何かを明文化し、社員と私の認識を合わせることもできます。
ワークは一人ひとりへの手紙かも知れません。
直接言うと照れてしまうようなほめ言葉も文章なら伝えられる。
私にとって悪くない方法かも、と思うようになりました。
まとめ
note運用を通して社員の今まで知らなかった一面や得意な部分を知る機会が増えました。
今は私と各社員という関係性ですが、この輪が広がっていけば社内で大きな変化を起こすこともできるかも知れません。
いつか「noteやってみてよかった!」と社内で言われるように経験を積み、お客様にも見てもらえるメディアを作っていきたいです!
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