[ゲーム#2]ゲーム業界で働くまでの話
こんばんわ、昭和太郎です。
今日はゲーム会社で働くまでの話を書きます。
ゲーム会社と言えばよくTVなどで「子供のなりたい職業」の上位に入る、クリエイティブで楽しそうな仕事というイメージがある。
もちろん自分が新卒で就職を考えた時も、人気な職種としてすごい倍率だったのだと思う。
自分もすぐにゲーム会社で働けたかと言うとそうではない。そもそもゲーム会社に入れる人というのは、企画職なら高学歴、デザイン職なら有名美大卒、みたいなイメージがあった。美術の専門学校をさぼりながら、なんとなく卒業しただけの自分ではまず入れない、そう思っていた。
結局、たいした就職活動もせずにフリーターとして遊びながらゲームを夜な夜なやっていた。ある意味そこが転換点で、今までやっていた家庭用のコンシューマゲームから、その頃のメインであったPCでのオンラインゲームに嵌りまくった。初めてやった人と一緒に遊べるオンラインゲーム、当時非常に衝撃を受けた。そしてやはり自分でもゲームを作りたいと思うようになる。
自分でプログラムはできないが、こういうゲームつくりたいと行った妄想はできる。まずはその妄想をテキストに起こし、どんなゲームか考える。さらに専門学校で学んでいたフォトショップで画面を作成し説明を加える。独学だったが、ゲームの企画書を作成していた瞬間だった。
その頃、エンターブレイン(ファミ通やツクールシリーズを出している会社)がゲーム企画コンテストを開催していた。そこで自分はコンシューマにほとんど出ていなかったジャンル、リアルタイムストラテジーの企画書を送ってみたところ、最優秀企画賞を頂いた。そしてエンターブレインの方から、一つのゲーム会社を紹介された。
そのゲーム会社は元SEGA社員が立ち上げたばかりのベンチャー企業だった。その会社はオンラインゲームを開発中で、人を募集していた。特にデザインできる人材がいないとの事で、企画及びデザイナとして自分もそこで働く事になる。ロンチしたゲームは売上も順調に上がり、会社も大きくなり自分はデザインチームを任される事になる。
ゲーム会社で働くなんて自分には無理、自ずと働きたい分野に進めた事は、非常にうれしい誤算だった。ある意味運が良かったとも言える。その後、一部上場企業であるゲーム会社に転職をし大きな会社での経験も積む。ベンチャーと一部上場企業、どちらが良いかと言えば、どちらもメリット・デメリットあるかと思う。ここらへんはまたそのうち、書きたいと思う。
ゲーム会社で働きたい若者に向けての言葉としては、まず夢がある業界であること。仕事内容もクリエイティブで楽しい事。その反面、好きなだけではやっていけない、クオリティなどの結果が求められること。苦しい時にでも乗り越えられるだけの熱意があること。などを考えて、自分だけの武器を磨いて業界に乗り込んでほしい。
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