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空想博物館雑誌:彰往テレスコープMUSEUMシリーズ第3号!! 前回の企画展示に引き続く空想都市・端原をめぐるあれこれや、企画展示「存在しない過去」などの企画。そしておなじみ「常設展示」を堂々の142ページでお届け!! 全ページのダイジェストをお送りします。 ※紙面は編集状態のものです。実際の紙面と一部異なる場合があります。この記事はBASEショップ等に掲載されているものと同内容です。 彰往テレスコープ設計室2020年。彰往テレスコープは、江戸時代の思想家・本居宣長が19際
文:編集長・惟宗ユキ この記事は『彰往テレスコープmuseum vol.02』「企画展示・本居宣長の空想地図」の紹介記事です。 君は端原という都市を知っているか「えっ、本居宣長ってそんなタモリ倶楽部みたいなことしてたの!?」、というのは長年付き合いのある人に「企画展示・本居宣長の空想地図」の話をした時のリアクションだ。 空想地図という遊びは、近年ひろくしられるようになった。空想のたてものや街角を描くのは子供の遊びのようなものだが、最近は実にオトナゲなく超精密な空想地図を描
生素 仁(いくもと-じん)が「企画展示・本居宣長の空想地図」を紹介する。 『彰往テレスコープMUSEUM vol.02』企画展示「本居宣長の空想地図」は、まだ無名な商家の次男でしかなかった19歳の本居宣長(小津栄貞)が作り上げた空想都市『端原氏城下絵図』および付随する『系図』の解説記事である。もっとも40ページ近くある記事の半分以上は端原の「観光タウンガイド」に割かれ、文書の解説は後半の10ページそこそこにまとめられている。なぜこのように特異な構成になっているのか。
称徳天皇と弓削道鏡…。ちょっと歴史をかじった人なら、この単語だけで脳内ピンク化は避けられないだろう。「歴史をかじった人」は「そんなの嘘だい。史実じゃないやい」なんて言うかもしれないが、ま、そんなことはどうでもよい。 『彰往テレスコープmuseum vol.02 机上のユートピア』収録作の「称徳天皇と雑物」は、そんな称徳天皇×弓削道鏡の説話の成立から、江戸時代に至るまでの変形・バリエーションその他を丹念に追いかけた怪作だ。奇想天外、支離滅裂、そして何より奇技淫巧。パラレル奈良朝
君は端原という街を知っているだろうか。あるいは、上の地図はどこの地図だろうか。そう聞いても、たいていのひとは「知らない」と答えるだろう。地図を見つめて「デタラメじゃないか」と怒るかもしれない。 それもそのはず、この街は今から270年ほどむかし、延享5年(1748)3月27日に小津栄貞(後の本居宣長)という19歳の男がつくりはじめた架空の街だからだ。コミティア134で頒布した新作「ガイドマップ端原」は、その空想地図とその街に構想された物語を現代の観光パンフレット風にしたてたも
彰テレミュージアム創刊号『彰往テレスコープ』をお届けした。惟宗氏は、高校生という若さにして何のために同人誌を作るのかについて特に説明をしていない。。惟宗氏は現在何を見つめ、何を試みようとしているのだろうか。 インタビュー・生素仁 文・彰往テレスコープ編集部 『彰往テレスコープ』vol.1 より。6月27日発売予定。頒布はこちらより 1,コンセプトは博物館。――まずは惟宗さんに、今回創刊する雑誌の概要、方針、理念など大まかなことを伺いたいです。 「平成三十年具注暦を、一昨年