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人生が自由になる、心の癒しについて

心の癒しは、僕自身何年も取り組み、その後人生を大きく変えることができたこともあって、氣と同じくらい大切にしています。

僕はもともと、漠然とですが「この世界は恐ろしいところだ」という気持ちを、ずっと子供の時から持っていました。

癒しの世界では、よく両親をテーマに扱います。

両親にされたことがトラウマになり、その結果、現実に与えた影響を見ていくのですが、私も癒しの途上では、よく両親にされたことを見ていました。

その時は、トラウマになった出来事ばかりフォーカスしてしまい、同じようなところをぐるぐる回っていたのですが、癒しが進むほど、その当時の誰かの行動が問題だったのではなく、彼らがそういう行動をとった「氣」にフォーカスできるようになっていったのです。

そして、癒しがある程度進んでくると「この世界は恐ろしいところだ」という気持ちは、もともとをたどっていくと、私の両親が心の底で持っていた、というところに行き着いたのです。

その人がなぜ、そのような行動をとっていたのか、という動機に行き着くことができるようになれば、当時だけでなく、今の周りの人への理解が格段に進んでいきます。

たとえば、私の親であればよく怒っていましたが、表面的にとらえれば「怖い」か「ムカつく」としか思えなくても、あんなに怒るということは、少なからず子供に対して愛情を持っていたということが分かります。

なぜなら、人は関心が無ければ怒ることさえないからです。

あるカウンセラーの先生の一言で印象に残っているのが

「1番自分の気持ちをわかってほしいと思う人のもとに、怒りの矛先が向く」

という言葉がありました。

つまり、パートナーに怒りが向いてしょっちゅう喧嘩ばかりしている家族であれば、子供よりもパートナーに、わかってほしいと思う気持ちが強いのかもしれません。

もちろん、怒りでしかコミュニケーションをとれないのは、向けられる方もたまったものではありませんが、その根底にある氣を想像できるのとできないのとでは、全然違います。

彼ら自身も幼少期に親に理解されなかった悲しみがあったり、あるいは、こんな最悪なことが起きたらどうしよう、という過度な恐れや不安から、怒りになっていたということが理解できるようになると、どんな人も嫌いになれなくなっていくからです。

そして、人の一挙手一投足について、いちいち反応しなくなり、余裕を持ってその人の行動原理となる「氣」の方に意識を向けることができるようになり、心にブレが無くなっていきます。

親への理解が進むようになってくると、不思議と世界に対する見え方、捉え方も変わります。

若い頃は、一寸先はまるでホラー映画のモンスターが飛び出してくるのではないか、と、世界に対してビクビクしながら毎日を生きていたのに、心の癒しが進むことで、今は、楽しく、安心感を持って世の中を観れるようになってきました。

ビクビクしながら生きていた時は、その人の発している氣の通り、町中を歩くと、よく酔っぱらい同士の喧嘩や大声でからまれることが多かったのですが、意識が変わることで、楽しいことやラッキーなことが自然と増え、引き寄せも大きくなってきたのです。

メンターの本田健さんに教えてもらったことですが

「父親はこの世で一番最初に仕事や、人との関わり方について教えてくれる人。父親と和解が出来ている人は、上司に可愛がられたり、仕事で出世しやすくなる。

母親はこの世で一番最初に愛情について教えてくれる人。母親と和解が出来ている人は、この世界にいて安心感や信頼感を持って、平安な気持ちでいられるようになる」

という言葉がありましたが、まさにそのとおりだと思います。

心の癒しを進めるためにも、ぜひ今日から親にかぎらず、周りにいる人の動機(氣)に少しフォーカスしてみてください。

もしかしたら、そのことを通じて、自分の意外な一面が観えてくるかもしれません。


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