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「挫折」

今までの長い長い序章にお付き合いいただき、ありがとうございました。

ここからは、本格的に病気の話になっていきます。

社会人1年目に経験した「挫折」=「再発」

これについて今回は綴っていきたいと思います。

7年間の学生生活を経て、「当たり前」の日々を送ることに自信のついた自分は、思い切って上京をし、株式会社が運営する保育園へ就職しました。

「環境が変わってもなじむことができるだろう」「保育士は大変な仕事に変わり無いけれど、新人だからできなくて当たり前のこともあるだろう」

会社の雰囲気もアットホームで、優しい方が多いイメージを持っていました。

そして、いざ、蓋を開けたら。


ドがつくほどの体育会系ブラック企業


新人だからと容赦なし。出来ないことは教えてくれるのではなく、「なんでこんなこともできないんだ」と罵られる日々。

担任を組んだ先生が投げかけた言葉は、「見て学べ」の一言。

職場内での派閥。正社員とパートさんとの啀み合い。上司からのパワハラ。

4月1日から、いきなり12連勤だった時点でお察しはしていましたが。笑

7年間で培った自信は、いとも簡単に砕かれてしまいました。

6:30に出勤をし、23時に帰宅するのが「当たり前」の勤務が故、それが毎日重なっていき、朝起きて出勤しなければと思うと、吐き気や頭痛に襲われ始めました。

そこから次第に症状は悪化する一途を辿り続け、重い足を引きずりながら行った心療内科での診断は「うつ病」。

7年ぶりの再会でした。

また、1人上京したこともあり、身近に頼れる人がいなかったことも病気が深刻になる要素の一つとして大きかったです。

起きれば吐き気と頭痛との戦い、湧かない食欲、朝が来ることが怖くて次第に眠れらくなっていく悪循環。

トイレ行く以外はベッドから動けない日々が何ヶ月と続きました。

それでもどこかで「復帰したい」という思いは捨てずにいたのですが、ある日同期から送られて来たLINEで僕の心は音を立てて折れました。


「いつまで休んでんの?こんなんならさっさと辞めれば?」


改めて言いますけれど、今までの話は全部実話ですからね。笑

「こんな人が保育をしているのに、自分は引きこもることしかできない」

そこで僕は退社を決意し、地元へと帰ってきました。

「おかえり」といってくれる家族がいることがどれだけありがたいことか。

感謝しかありませんでした。

そこから2か月ほど自宅療養をし、新しい職場へとチャレンジしたのは次回のお話で。

では、また。



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