「適応」
今回は5月まで働いていた職場のことについてお話をしたいと思います。
僕が働いていたのは放課後児童等デイサービス、簡単に言えば、「障がい児童の学童」のようなところで働いていました。
前職が大規模企業で失敗したこともあり、転職した先は従業員総勢でも10人前後という、小規模な会社へ。
ここでは事前に「病気を持っています」ということを素直に伝えた上で、面接・採用をしていただきました。
ご夫婦で経営をされており、お二人のお子さんも障がいを持っていること、事業自体が障がい児を対象にしていることから、とても理解がある職場でした。
ただ、ものすごくクセが強いお二人。笑
少し傲慢というか、社内の理念にとてもこだわりを持っており、それにそぐわない人には少し強く当たってしまう傾向がありました。
ミスが許されない仕事には変わりませんが、いわば「監視」されている状態で仕事をしなければならない。そんなプレッシャーを職員全員が抱えていました。
これは小規模だからこそのことだと考えられます。
アットホームな雰囲気ながらも、一つミスを犯せば雰囲気がガラッと変わってしまう。
故に、「ここは合わない」と辞めていってしまう方も多く、異常に人の入れ替わりが激しい職場でした。
そうなると、必然的に子どもたちへの影響も大きくなっていきます。
昨日までいた人がパタリといなくなり、全く知らない人がやってくる。
障がいの重たい子は言葉で伝えられない代わりに、行動で感情を表現する子が多かったので、どんどん子どもたちが敏感になっていく傾向にありました。
そうなると、歴の長い職員にどうしても大きな負担がかかってきます。
僕は病気のこともあり、フルタイムのパート(契約社員)のような契約で働いていたのですが、在籍年数2年半でも長い方に部類されていたので、正社員の方と働き方はさほど変わりありませんでした。
そうして去年の8月、負担に耐えきれずまた心が折れてしまいました。
「こんな心身の状態で子どもたちの命を預かることなどできない。」
そう思い、一時的に休職をする形になりました。
そこから2ヶ月の休職期間を経て、一時的に職場に復帰をしたのですが、待っていたのは変わり果てた職場でした。
そこから現在に至るまでのお話は次回に。
では、また。