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お金という価値観
お金に価値はあるのか
お金という欲望
私、尾崎コスモスには、お金に対する欲望があまりない。
「あまりない」というのは、少しはあるということだ。
しかし、豪遊したいとか、贅沢したいという欲望はない。
人と付き合えるだけのお金と、毎月一定の本が買えるお金があれば、それでいい。
しかし、私の人生には、お金が付きまとっていた。
学校を卒業して、一番最初に就いた仕事が、飲食業だった。
それまでも、飲食店でアルバイトをしており、毎月、信じられないほど働いていた。
多いときは、一か月に298時間働いたこともあった。
もちろん、夏休み期間中であることは、言うまでもない。
そのため、働くことは嫌いではなく、むしろ好きだった。
結果として、貯金もできた。
学生の頃は、毎月10万円ほどの貯金をしていた。
家庭環境があまり、よろしくなかったため、親にお金を借りたことはそれまで一度もなく、全部、自分一人で賄っていた。
毎月、10万円の貯金をしても、好きなだけ遊び、好きなだけ旅行にも行った。
そんな私は、飲食業に就職した。
接客のイロハを教えてもらい、飲食という業界や、接客の面白さにのめり込んでいった。
気づけば、「一国一城の主となる」ことが夢となっていた。
そう、独立開業である。
そんな中、オーナーの娘さんと結婚することになり、私も経営者側の人間となる。
必然的に、借金も肩代わりするようになる。
当時は、景気も悪くなく、銀行の営業がお店に通ってくるほどの売り上げとなっていた為、「借金は財産の内」という時代だった。
借金できるほどの信用のある経営者になる。
ということが、ステイタスのような時代だったように思う。
やがて、バブルも弾け、会社は倒産。
借金だけが残る。
そこからも、何度も立ち上がり、お店を立ち上げて、借金をした。
もちろん、その都度都度、必死で働いて、借金は返済している。
飲食業というのは、完全に自己資金で始める人は少なく、ほとんどは借金をしてお店を立ち上げている。
少なくとも、私の時代はそうだった。
私はこれまで、経営に携わった飲食店は、大小合わせて4店舗。
全て無くした。
経営の手腕は無かったと、自覚した。
今では会社員をしている。
しかし、それでもまだ、独立起業は目指している。
読書の発信や、読書の活動で、仕事ができたらいいな、と考えている。
今まで、返済した額は、4000万円程。
そして、今でも、住んでいるマンションのローンを払っている。
それでもまだ、独立を目指して、『○○養成講座』なるものまで受講して、人生をかけて勝負してみようと挑戦してきた。
高額のセミナーであり、軽く、人生をかけているようなものだ。
私の目指すところ
つくづく感じるのは、お金なんて、所詮はついてくるものであり、『お金が目的』となっている人は、成功にも手が届かないものだということです。
大切なのは、人生を勝負すること。
最後までチャレンジする姿勢を保つこと。
結果的に私の人生は、失敗の連続であると言わざるを得ませんが、最後までファイティングポーズを取り続けていきたいと思います。
お金に価値があるのか、ないのかは、わかりませんが、私がこれまでの人生で1つ言えることは、『お金は必要である』しかし、『必要以上必要ないもの』だということです。
私が、定年退職後の年齢になるころには、全国の小中学校を巡り、『物語を読むことの楽しさ』を伝えていきたいと思っています。
子供の内から、読書習慣を身に付けると、人生が必ず好転します。
それを、心から、次世代の若者たちに伝えたいと思うようになりました。
この活動には、交通費しか必要ありません。
ですから、必要以上の儲けは必要ないのです。
こんな考えだから、独立したいと言っても、開業に至らないのでしょうね。
つくづく、経営者には向いていないようです(笑)
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