尾崎コスモス/小説家新人賞の卵

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尾崎コスモスの、現在の頭の中を書いていきます。 【読書会や勉強会のできる古書店開業】 という、尾崎の夢を叶えていくまでの道のりを赤裸々に綴ってきましたが、この度、その夢を叶る時が近づいてきました。 【ブックカフェ・バーの開業】 いよいよ今年の秋に、開業となりました。 読書会、勉強会、本を語る会など、多数のイベントを企画していきます。 ブックカフェ・バーにて、リアルで開催しますが、オンラインでも視聴、参加をしていただけるような企画を考えていきますので、ご期待ください。 ※なお、参加にはこちらのメンバーシップにご登録をお願いします。 ※そのほか、尾崎を応援してくださる方、見守ってくださる方もご登録下ると嬉しいです。

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罵尻ロマ子様は努力家で愛すべき女王様

推し活の相手は手が届く相手だからこその充足感皆さんは『罵尻(ののしり)ロマ子様』というアイドルを知っているだろうか。 私は最近、ロマ子様にハマっている。 ロマ子様とはXで出会った。 『X』とは、2006年にジャック・ドーシーが立ち上げた『Twitter』のことで、2022年に、あのイーロン・マスクに経営が移ることになってから、名称が変わったものだ。 Xには、スペースという、“話すための場所”が存在する。基本的には、Xでは、文字を投稿することが主流であるが、音声だけを配信する

    • 難解な小説を語る喜び

      芥川賞作品を語る難解な文章と、難解な文体。 これらを読んでいると、不思議と嬉しくなる。 読みにくさこそに、価値を感じる。 「こういう文章が読みたかったんだ」 という感想が生まれてくる。 ドストエフスキーや、三島由紀夫といった作品の多くは、ちょっとやそっとでは理解させてくれない。 何度も読み、繰り返しては、読み返す。 知らない言葉に出会う喜びは、何にも代えがたい。 新鮮な気持ちに喜びを感じて、言葉を愛でるように読む。 他人が作品を語っているのを聞くのが好きだが、その題材とな

      • 小説の一文が人生を変える

        本の一文が人生を少しずつ変えてゆく小説を読んだときに、心に残る一文というものがある。 現在読んでいる小説『マチネの終わりに』の中に、こんな一文がある。 これは、ヒロインである小峰洋子が、父であるイェルゴ・ソリッチと対話しているシーンの中に出てくる、ソリッチの台詞の一つである。 私はこの言葉に、深く感動した。 どのように感動したのかと言えば、「人が生きるということは、こういったことだ」といった『人生の本質』を示している部分だと感じたことにある。 つまり、「優しく生きよう」と決

        • 読書を楽しむために

          読書、楽しいですか?「読書、楽しいですか?」 こう聞かれて、どのように答えるだろうか。 きっと、多くの人は、「楽しい」と答えるだろう。 しかし、一部の人からは、反感を買いそうだ。 「本は、必要に迫られているから、読んでいるだけだ。楽しいとか楽しくないとか、そんな生ぬるいことでは読んでも意味がない」 こんな風に言うかもしれない。 ただ、楽しくないことは長続きしないのが、人間だ。 人は、楽しいと思えることしか、続けることができない。 読書を続けていくためにも、読書を楽しくする

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        • 文芸誌の新人賞を目指すことが夢

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        • 小説の新人賞を目指して

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        • 東大教授が教える独学勉強法 をテーマとしたジャーナリング読書会を開催しました

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          読書感想は細分化する力

          読書感想にオリジナルを出すためには細分化が重要『推しのすばらしさを語りたいのに「やばい」しか出てこない』 三宅香帆さんの著書が新書版で出版されました。 『「好き」を言語化する技術 推しのすばらしさを語りたいのに「やばい」しか出てこない』が書店に並んでいます。 『「好き」を言語化する技術 推しのすばらしさを語りたいのに「やばい」しか出てこない』 こちらの書籍は、前作、『推しのすばらしさを語りたいのに「やばい」しか出てこない』と内容は同じになります。 この本の中で三宅さんがおっ

          主日礼拝に初めて参加した話

          クリスチャンではない私の教会初参加奮闘記私はクリスチャンではない。 洗礼を受けていない私が教会にとても興味を持ったのは、『読書会』がきっかけだった。 私は長らく『オンライン読書会』を開催してきた。 それは、とあるコミュニティに属していた時から続けていたことだったが、「おかげで本が読めるようになりました!」などという声を聞くと、嬉しくなって辞められなくなってしまったのだった。 読書会を開催するに当たって、オンラインと言えどもどこで開催するか?という問題が出てくる。そこで私は、

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          本を読む速度はどの程度が適当か

          本を読むペースを上げるために重要なのは◯◯◯読書をするようになって、気がついたことの一つに、本を読むスピードがある。 年間100冊を読むようになってから、今まで何冊の本を読んで来たのか皆目見当もつかないが、「どうやら、本を読むスピードはこのくらいがいいらしいぞ」という速度を見つけた。 この“答え”を見つけてから、私は本を読むペースが上がってきた。 「もっとたくさん読みたい」とか「もっと早く読みたい」と考えたわけではない。自然と本を読了するペースが上がってきたのである。 この方

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          読書体験とは人生と同じである

          読書体験とはその本と出会ってから別れるまでの期間私たちは日々、様々なことを経験する。 経験は日々、積み重ねられ、膨大な知識と変化してゆく。 そして、経験するために残された時間というのは、私たちに平等に与えられている。 時間というものには限りがある。 どのように経験して、どのように捉えるかは、私たちに委ねられているが、実際に経験できる時間というものには限界がある。 人が一生のうちで経験することには限りがあるのだ。 自分が納得するまで、生きていられる人はいない。 そして、皮肉に

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          本を持ち歩くことに疲れた方へ

          読書を効果的にしたい方や読書に習慣的に触れたい方に効果的なたった一つの方法「本を持ち歩くことがつらい」 「本は読みたいのに、家から持っていくことに抵抗がある」 などと言っている友人がいました。 実にもったいない!! と思った私は、真剣に考えたのです。 「どうしたら、目の前の優秀な読者を逃すことなく、未来の書籍の売り上げを築くことができるのだろうか?」 などと考えたのです。 つまり、「本を持ち歩かずに本が読める方法」を探したのです。 私は常時、本を3冊は持ち歩いています。それ

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          禁煙成功の体験談

          参考にしにくい禁煙を成功した私の体験談私は約十五年間、タバコを吸っていた。 厳密に、「いくつからいくつまで吸ってました」と書くと法に触れるため書かないが、若い頃に吸い始めた。 当時、私は「コーヒーとタバコはやめるつもりは無い」と断言していた。 どのような状況になっても、コーヒーとタバコという、いわゆる嗜好品については、強いこだわりを持っていたのである。 タバコも、格別に美味しいと思って吸っていた事はなかったのだが、何せ昭和の映画スターは例外なくタバコを燻らせていたのが、

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          嫌われることへの誤解

          嫌われてもいいじゃないなんだか、嫌な感じのする人。 そういう人は必ずいる。 「あなたは、どんな人が嫌なの?」 そう聞かれても、即座には応えられない。 応えられるとしたら、それは、特定の人物を思い浮かべていて、その人のことを言語化しているに過ぎない。 なぜなら、人は、あらゆる面を持っているからだ。 わたしは、今まで、多くの人に嫌われてきた。 好かれた数だけ、いや、それ以上に嫌われてきた。 「なんとなく好き」という人よりも「なんとなく嫌い」と言われる方が多かったと思う。 それで

          小説にはテーマがある

          小説内のテーマとビジネス書のテーマの違い小説には、書かなければならない理由がある。 「このテーマについて書きたい」 そう思うから、小説というのは書かれている。 どうしても、伝えたい『テーマ』が、そこにはあるのだ。 ビジネス書などは、大きなテーマがそこにある。 タイトルなどで表現されているが、大きなテーマがあって、それから細分化されていることが多い。 その多くは、悩みを解決するものである。 とても困った状況の悩みを解決することが、本を読む大きな理由だったりする。 ・営業成績が

          客観視すること

          第三者目線で物事を見ることわたしは小説を書いている。 文芸誌の新人賞に応募することが目的だ。 新人賞、いずれは芥川賞を取りたいとも考えている。 もちろん、儚い夢だということも理解している。 しかし、そこを目指すことによって私は、わたしを保つことができるような気がしている。 書いていて気が付いたのだが、わたしの書くものは、一人称が多い。 つまり、主語が『私』なのである。 日記などと同じように、一人称が多いのだ。 ライティングゼミでもよく言われている。 「主観が多くて、客観が少

          作家が書くペースは早くない

          作家は年間で書くペースを決めている例外はあるだろう。 もちろん、すべてではない。 しかし、私の好きな作家のお二人は、このように話している。 「年間に一冊書ければいい」 作家の村田沙耶香さんは、『コンビニ人間』でブレイクした作家だ。 2016年当時は作家仲間の中では「クレイジー沙耶香」と言われており、その奇抜な発想と人間の嫌な部分をリアリティをもって描くことにおいては、右に出るものはいなかった。 そのため、ニックネームも奇抜なニュアンスで呼ばれていたのだが、この立ち位置は現在

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          自分に勉強を強いる作家

          勉強しないと理解できない小説「私にとっては、勉強を強いる作家とでもいうべきでしょうか」 作家、平野敬一郎さんは、故三島由紀夫氏のことを、そう表現する。 勉強などしなくても読めるような小説というものが増えてきた。 ライトノベルやエンタメ小説には、予備知識など皆無でも、読める作品が多いように思う。 こうした作品が増えてきたのは、近年の事である。 ほんの20年前などは、このような本ばかりではなかった。 それこそ、必死で辞書を片手に読む進めなくてはいけない本が多かった。 それが、い

          他人から見た自分と自分から見た自分

          他人と自分との間には何があるのか「私が言われたら、きっと大きく凹むと思って」 そう言われて、励ましのメッセージをもらうことがある。 そうかと思えば、誰も何も感じていないのに、自分一人で大きく凹んでいることもある。そんな時は「自分は弱い」などと思ってしまいがちだ。 他人から見て『凹む自分』と『大丈夫な自分』は、同一であり、且つ、不同一でもある。 「そんなに弱そうには見えなかったのに……」 と他人を表現するように、多くの人にとって『強い人』と表現する人は存在しない。ほとんどが『

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          積読が素晴らしいなどという幻想

          積読は本当に読書なのか「本を読みたくて本を買う」 当然ながら、その本が読みたいと思うから、その本を買うのだ。 読むつもりもないのに、買う人はいない。 「今は読めなくても、いつかは読めるだろう」 そう考えて買う人も少なくない。 しかし結果的に、読む時間が取れなくて、積読になる。 このような人は多いのかもしれない。 では、その本は読まないのか、と言えば、読むつもりだ。 「いつかは読みたいと思っている」 そう答える人も多いだろう。 しかし、そんな日が訪れることは無い。 『いつか』

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          読書はリズムである

          リズムやテンポが生み出す読みやすさ 「読書とはリズムである」 わたしは最近、このような結論に至っている。 直近に発売された『PRESIDENT』というビジネス雑誌の特集で、“速読”が取りざたされていた。 定期的に組まれる特集である。いまさら珍しいこともないほど、何年も前から同じ特集を繰り返していることだ。 しかし、同じ特集が何度も繰り返されるということは、それを読む人が後を絶たないということだ。 「速読出来たら、たくさんの本が読める」 そう考えて、速読という夢を追うのだろ

          他者を介在することで自分を見る

          他者から見た自分が自分「主観が多い」 私が文章を書くと、いつも指摘を受ける言葉である。 主観が多いということは、客観性がないということになるのだろう。 そう思って自分を俯瞰してみると、そうでもなかった、いや、それよりも私は「客観的に見ることでしか自分を見ることができなかった」とわかってきた。 私は何かに没頭することができない。 一人のときはできる。他者が存在しない場所でなら、それに集中することができる。ここでいうところの“他者”とは、自分に面識のない相手である。 見知った人

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          本を読む人が増える

          周囲に読書活動を広める力私の周囲では必ず本好きが増える。 「最近読んでいないけど、読もうと思って読み始めた」 こんな人が増えていく傾向にある。 決して「本は良いぞ! 読みたまえ!」などとは言っていない。 それなのに、読書をする人が増えてくる。 これはなぜだろうか。 おそらく、私が本について語るとき、その営みの楽しさが周囲に伝染するからだろう。 好きなことについて話している人間は、とても楽しそうだから、聴いている方も楽しくなるものだ。 これによって、読書好きが増えていくのだろ

          執筆を開始した

          小説の新人賞を目指して小説の新人賞を目指す。 どのくらいの時間がかかるのか。 残された時間を考えると、小説家になれる日が来るのかも怪しい。 それでも、小説家になりたいと思う。 今まで、お金がないことに振り回されて生きてきた。 一生涯、お金に振り回されるのは嫌だ。 自分の夢を、純粋に追いかける時間も欲しい。 生まれてから、こんなにも時間が経ってから、夢を追うことにした。 お金ではない価値観に、身を置きたくなった。 自分が求める一番の目標を、夢として目指す生き方をしたい。 いつ