読むのが遅い人、読み進められない人
どうして読むのが遅いのか
読むことが遅い人。
いらっしゃいますよね。
どうして読むのが遅いのでしょうか。
先日、ある方とオンライン会議システムで会話したときの話です。
「なかなか読み進まなくて。。」
と、その方が今読んでいる本をご紹介してくださいました。
その時にお聞きしました。
「いつもは、どんな風に読んでますか?」
「最初から最後まで順番に読んでいます」
とおっしゃっておられました。
皆さんはどうでしょう?
最初の1ページ目から最後のページまで、順番に読んでいませんか?
それは、非常に非効率であるため、読んでも進みません。
※もちろん、小説などは例外です。ビジネス書などの『情報』としての書籍に限ります。
目次を徹底的に読み込む
目次に目を通しましょう。
すると、目にとまった『気になる情報』が見えてきますよね。
その部分だけを先に読み込むのです。
前提として、その本を買ったときには、その本から『こんなことが学びたい』という【目的】があるはずです。
その目的から、先に解消します。
すると、読み始めて1時間~2時間くらいで、『その本の元は取っています』。
なぜなら、その本から学びたいことは、もうすでに理解したことになるからです。
それ以降は、『目的以外』の部分を読み込んでいきます。
『目的を達成した本』はその後、積読にしておいて、後日読みたくなったら読む。私はそんなスタンスで読んでいます。
そもそも、本というのは何百ページもある場合がほとんどです。
そんな『膨大な情報』を初めから終わりまで目を通して、理解するなんて、ほとんど不可能です。
その本は、その著者が何年も、ひょっとしたら何十年も歳月を重ねて築き上げてきた結晶です。
それを、数日で理解しようなんて、不可能に決まっています。
その本から学ぶべきことは、焦点を絞って学ぶ。
それが自然なスタイルですよね。
まとめ
ですから、その本の目次から焦点を絞って、『目的を定め』その部分を先に読んで理解する。
その後は、読みたいタイミングでゆっくり読む。
そうすることで、読書するスピードは格段に上がります。
『知りたいポイント』を理解したら、その『ポイントや目的』を深掘るためにまた、違う書籍に目を通して、『違う著者の意見も聞いてみる』。
そんな方法で読書を進めると、読書が『点』ではなく『線』の学びになります。
すると、自分が知りたい分野を深掘ることも可能ですし、広く浅い知識を大きく捉えることもまた、可能になります。
ぜひ、工夫して、読書を自分のものにしてください。
あなたの読書観が変わることを保証します。