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嫁の実家での生活-僕はマスオさん-

子どもが産まれるということになり、嫁さんの実家が関東近郊ということで、里帰りすることになった。
無事に母子共に健康で産まれてからも、二人だけでは大変なので、しばらくお世話になることに。
実際に子どもが産まれてみると、育児が大変で二人だけであったら、とんでもないことになっていたわけで、今はとてもありがたい環境である。

しばらくは、嫁さんの実家で生活するわけで、考えてみるとマスオさん状態である。弟くんもいるのでカツオもいるし、いないのはワカメとタマだけで、あとはコンプリート済だ。

磯野家には今月で2ヶ月目に入るが、波平もフネもカツオもとても優しく、住みやすい生活である。おかげさまで、育児と仕事のことだけを考えて生活することができている。

とはいえ、気は使う。

今回はマスオさん的立場で、磯野家に気を使ってしまう事例をいくつか紹介する。

磯野家は健康志向のため、基本的にはカップラーメンは禁止である。
だが、僕はラーメン大好き。
どうしても食べたい時は隠れて食べるようにしている。


また、お風呂に入っているとき、追いだきができない。いや別にしてもいいし、したって怒られないのだが、風呂場で追いだきのスイッチを押すと、

「♪〜追いだきしました」

という音がリビングに響く。

お湯がぬるいから、追いだきしました!というマスオの気持ちがリビングに伝わるわけで、みんな仲良くテレビを見ながら、「あいつ今、追いだきしたんだな」って心の中で思ってしまう。
考えすぎだけど、それがなんか嫌なのだ。

あと、ウォシュレット。
いつも磯野家では5段階の1になっている。

でも、僕は3でいきたい。

3でいったらあとに、一応1に戻すようにしている。だが、たまに忘れて3のままで出てしまう。

ある時、入れ違いで波平がトイレに入った。
そして波平がウォシュレットをしたのだろう。僕が洗面台で手を洗っていると、

「うぉっ」

という声が聞こえてきた。

おそらく、ウォシュレット1がくると思ったら、3がきたから驚いたのだろう、
あ、しまったと思った。
義理のむすこがウォシュレットはちょっと強めにやるんだという事実を自分のケツで感じるなんて絶対嫌なはずである。

僕が波平であれば、
「マスオくん、ちょっといいかな」
と呼び出してしまう。
そんなことをしないお父さんであるから、有り難い。

色々と、甘えっぱなしの生活である。
 

一応断っておくが、これは文句ではなく、僕が気が小さいがために勝手に配慮しすぎて、気を使っているだけの話である。

みなさま誤解なきよう。

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