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ボーダーTシャツ。1

夢を見た。
あなたとわたしは改札を挟んで向かい合っていた。
あなたは私に何か言っていたけれど、その言葉は周りの雑音にかき消されて聞き取れなかった。
あなたは笑って小さく手を振っていた。

なにー?
わたしは大きな声であなたを呼び止めたけどその声は声にならずに
あなたに届くことはなくあなたは背を向けて歩いて行ってしまった。

声が出ずに苦しくなってそこで目が覚めた。

いつもの白い天井。
私の部屋のカーテン。
聞きなれた冷蔵庫の電子音。

今日も一日が始まった。
いつもの毎日が始まった。
平凡な一日の始まりを感じて朝の出勤準備に取り掛かった。

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