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おだやかなお休み

何も計画を立てずにただ気分のままに街中を散歩する。
外から見て入りたいと思ったお店に入る。
ふと立ち寄った本屋さんでたまたま展示会がやっていた。
ブックデザイナーの展示。

本には夢がある。

私は小学生の頃、読書時間が嫌いだった。

少女漫画の文字さえも読むのが苦手で、
周りの子たちが新作の話題で盛り上がっている中、
付録のキラキラシールでが楽しみだった。

それくらい私は本を読むということを避けてきた。

そんな私が大学1年生の春にある一冊の本を読んだ。
「道は開ける」(デール・カーネギー)

母が20歳の頃に読んだ本を私も読んでみたくなった。
母の本棚から手に取り、一人暮らしのアパートに持って帰った。

空いた時間をすべてその本を読む時間に費やした。

それまで、本を読んでこなかったから3か月くらいかけて読んだ。

読み終わった後に、何かが私を照らしてくれたような感覚に包まれた。そこから私の読書人生が始まった。

読書を始めておおよそ13年。
本の仕様書を見て、本が完成する過程にはそういう工程もあったのかと、
新たな世界が開けた。

ブックデザイナーが作る仕様書

最近、デザインの勉強をしていることも相まってさらに本への愛が深くなった。
余白を気にして本を読んでこなかった自分自身に対して、
新たな世界を広げてくれた展示会に出会えたことに感謝しかない。

本を開く瞬間がまた楽しみになった。

みなさんは本は読まれますか?
どんな本が好きか教えてください。

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