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アラフォー公務員の傷病休暇体験⑨~パーソナルなことを色々と記入するシート~
パーソナルなことを記入するシート
リワークプログラムの初日、パーソナルなことを色々と記入するシートを渡された。9ページに渡って何個かの割と漠然とした質問があり、そこに今の自分の考えをいろいろと記入するというものだ。
「あなたが憧れている人物を挙げ、どんなところに惹かれているか書いてみましょう。」「好きなこと、楽しかったことを書き出してみましょう。また、それらが好きな理由も書いてみましょう」「あなたにとって最も大切なものを下記の表から5つ選び、理由も書いてみましょう」というような質問が続いていく。
この回答を元にスタッフの方々は僕がどのような人物なのか、うつ状態となる不安の原因は何か、思考の癖などを確認していくことになる。僕としては、何でもいいからアドバイスが欲しい、あわよくば「このくらい思考がハッキリしているなら大丈夫ですね!」と頭を撫でてもらいたいという気持ちで真剣に、そして素直にシートに記入していった。
初回のリワークから一週間後のリワークプログラム二日目、僕は例のシートをスタッフに提出した。考えがまとまらなかったり、単純に忘れたりなどで、二日目に提出するのはあまりないらしい。
二日目のリワークを無事に終えると、家で休んでいても逆に不安感が膨らむことやリワークの会場が思った以上に居心地が良いというのもあって、週に数日の参加が可能であることをスタッフに告げ、週に複数回のリワーク参加を開始した。
また、このときの僕は一月リワークに通って職場復帰するというイメージを強く持っていたことも理由の一つだ。
返ってこないシート
その後、リワークに通い出してから数日が経ち、そういえば例のシートが返ってこないことに気が付いた。
もしかしたらスタッフの資料となるだけで返却は無いのかなとも思ったが、面談の際に一応聞いてみることにした。
「あ、シートですね。スタッフ全員で確認してからコメントなどを付けて返却するんですけど…
ちょっと、持ってきてもいいですか!!」
スタッフ全員で確認し、返却するまでには記入の量にもよるが、だいたい一月くらいはかかるらしい。で、僕の場合は。
「このやりたいことと実現したいことを記入する部分なんですけどね
…破壊衝動とかありますか?」
・・・え?
いきなり何の話だろうと目をパチクリさせていると、要は僕の記入した内容が一部スタッフから「ちょっとヤバイ人なんじゃないか(リワークどころじゃない)」という声が上がり、スタッフの間でどうしたものかということになっていたらしい。
一瞬不安になったが、どのあたりかを確認すると純粋に素直に書いたところなんだけど、確かに何の説明もなくそれを書いたらそうなるわなという部分だったんで笑ってしまった。
記入した内容について何個かの質問を受け、それぞれに当たり前のように答えていくと、症状とは違う僕の本当にパーソナルな部分をそのまま記入しているだけということを理解してもらえた。
「純粋に素直に書くことは大事なんですけど、ここまで素直に書く人も珍しいですよ」と言われ、「確かに!」と納得した。
返ってきたシート
例のシートが返ってきた。スタッフの方々からいろんなコメントが記入されていて、そのコメントは「確かにな」と思えるものばかりだった。
このシートとコメントはその後の面談の際にも利用され、記入した内容の深堀などされることで、自分の不安感の根っこやそれについての対応をスタッフの方と共有しつつ解決する手助けになった。
さて、僕の記入で問題になったのは何か。
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質問を受け、無暗に箇条書きにしてもまとまらないなという思いで、やりたいことと実現したいこと、思いの強弱をチャートにして記入した。(付箋はスタッフからのコメント、青字はそれに対しての僕の答え)
返ってきてまず思ったのは、「そりゃこんなところで、やってみたいの隣に「死」とか書いちゃダメだろwww」ということ。
うつで頭の周りが鈍い中、純粋に自分のパーソナルなことを素直に記入したせいで根っからの中二病気質が存分に表れてしまっている。
そして、確かにやってみたい側に普通に犯罪の類を書いてしまっている。というか、ほとんどそれだ。
言い訳をさせてもらうと、「やってみたい」には「興味はあるけど出来るわけないよね」という思いがあったり、「実現したい」には「世間体も気にしてこうあるべきだよな」という思いがふくまれている。
こう書くと素直に自分のことを書いていないんじゃないかとも思えてしまう。確かに書いていないこともある。
僕が本当にやりたいこと。
それは「好きな人とセックスがしたい」これだけ。