詩「灰色の関係」
こんにちは!限界大学生の湊 笑歌です!
昨日に引き続き今日も詩を投稿していきたいと思います。
この詩は個人的に気に入っていてぜひ読んでいただきたいです。
灰色の関係
嫌われたくないから、打っていた文章を消して「うん」の一言を送った。
言葉一つで変わってしまう関係だから、自分が我慢すればいいと思った。
嫌われたくないから、すべて君の予定に合わせた。
君にとって都合の良い男を目指して仕事以外の時間を開けていたんだ。
嫌われたくないから、怒ることをやめた。
君は何より他人に叱られることが嫌いだったから。
好きになってほしかった。
今より望んだらその関係が崩れてしまうと理解していても。
体の関係ではなく、共依存でもなく、普通の男女の関係。
そんなもの理想でしかないかもしれない、綺麗事かもしれない。
だけど。
どんな理想も望まないと手に入らないから。
僕は望み続ける。たとえそれが正解じゃないとしても。