詩「笑顔で死に至る。」

こんにちは！限界大学生の湊　笑歌です！

今日も詩を投下したいと思います！
ではどうぞ！

笑顔で死に至る。

車に轢かれて死んでみたい。

十字に光るヘッドライトの光は私を照らすスポットライトのようで。

死ぬ前のその瞬間だけは主役になれるから。


学校の屋上から飛び降りて死んでみたい。

私だけのステージがそこには用意されていて。

普段私に見向きもしない先生達が焦って私を褒め称えるからだ。


薬物中毒で死んでみたい。

1度でも何かに夢中になったことなんてないから。

その事だけしか考えなくなってみたい。


死んだら幽霊になり、辺りをさまよう。

誰にも相手にされず、無視され、それでもそこに居座り続ける。

そんなの今の私と変わらない。

けど、一瞬でも。こんな私でも、輝けるのなら。

私は笑顔で死に至る。