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「日本は外国人労働者への偏見が強い しょーもな」
人気ラーメン店の店主の言動に納得、感動しました。
以下は、JCASTニュースから引用です。
東京・高田馬場にある人気ラーメン店「博多ラーメンでぶちゃん」店主が2024年2月15日、一部の来店者が外国人従業員に対して高圧的な態度を取ったとし、「痛々しい。人生の悪いお手本である」などとXで苦言を呈した。
外国人従業員「半泣き」に...人気ラーメン店主、「偏見が強い」来店者を痛烈批判 「感情に身を任せる50代」「痛々しい」
出来事の概要は次のようなものです。
注文時に言葉が聞き取りにくかったのか、ミャンマー人のスタッフが、たった一度、聞き返しただけでそのスタッフへのあたりが強くなったおじさんは、外国人なんか使いやがってと言わんばかりに、大声で文句を垂れ、結局何も注文もせずに扉を強く閉めて退店した。
このミャンマー人の従業員は「半泣き」で「お客さんですから、私が悪い」と漏らしていた。
この「博多ラーメンでぶちゃん」の店主の鋭いコメントに感動!
「まだまだ日本は外国人労働者への偏見が強い しょーもな」
「海外で言語の壁に対峙したことないんじゃないですかね 大海を知らぬまま今世を終える感じかと」。
これは、このラーメン店で騒いだ50代の男性だけに向けられたわけではないように思ってしまいます。日本でよく見かける光景ですから・・・
また、この店主の外国人労働者に対する基本姿勢にも感動しました。
「言葉の壁だけは根気よく付き合ってあげないとならないが、それは我々が海外に出たら同じ」
「気持ちは通じるから気にせずやれと指導している」
日本人の外国人労働者への偏見、差別は見ていて腹立たしいです。特にアジア系の人たちに対する偏見、蔑視は酷いと思うことが多いです。
小川玲子(千葉大学大学院社会科学研究院教授)さんは、2017年以降の技能実習生や介護養成校への学生の受け入れに関しては顕著なレイシズム(racism:人種差別主義)が見られると指摘しています。
また、日本ではまだまだ、マイクロアグレッション[1](微細な攻撃性:Microaggression)という概念も普及していないように思うのです。
ですから、多くの日本人は、何気ない日常の中で行われる言動に現れる偏見や差別に基づく見下しや侮辱、否定的な態度に気づかない、気づけないのだと思います。
このマイクロアグレッションからバリバリの差別、攻撃へのエスカレーションが起こるのだと思います。
いずれにしても、この店主のような日本人が増えれば良いですね。
私もこの「博多ラーメンでぶちゃん」に行ってラーメンを食べてみたいです。
「博多ラーメンでぶちゃん」X ⇒ https://twitter.com/DevchanRamen
[1] マイクロアグレッション(英語: Microaggression)とは、1970年にアメリカの精神医学者であるチェスター・ピアス(Chester M. Pierce)によって提唱された、意図的か否かにかかわらず、政治的文化的に疎外された集団に対する何気ない日常の中で行われる言動に現れる偏見や差別に基づく見下しや侮辱、否定的な態度のこと。「小さな(マイクロ)攻撃性(アグレッション)」