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山梨県大月市の小多機「ナーシングホーム猿橋」が虐待と運営基準違反と不正請求1100万円で指定取り消し

 山梨県大月市は、小規模多機能型介護事業所「ナーシングホーム猿橋」(NPO法人ラクーダ運営)が不正請求(1100万円以上)及び虐待、定員超過の運営基準違反をしていたとして指定取消の行政処分をしました。

 大月市によると指定取り消しの理由は以下の通り。

(1)不正請求:職員の勤務時間数が不足しており、明らかな人員基準違反を見過ごしていた。また、人員基準欠如していたにもかかわらず、同期間、職員の欠如による減算を行わずに不正に請求し、受領した。さらに、小規模多機能型居宅介護費に係る加算(看護職員配置加算Ⅰ)について、人員基準欠如しているにもかかわらず、同期間、不正に請求し、受領した。

(2)人格尊重義務違反:本来提供すべき食事の摂取カロリーの半分程度の食事しか提供せず、利用者1人に対して衰弱させるような著しい減食が行われた。また、衰弱した状態のまま適切な対応を取ら事業所内で放置したた。
この利用者は入院約2週間後に死亡したといいます。

(3)運営基準違反:定員超過した日数が少なくとも令和6年1月から令和6年8月の間に延べ288日間あり、改善勧告を行い、改善する意思を示していたにもかかわらず、繰り返し行われていた。

 この事業所の不正発覚のきっかけは市民からの苦情をだったといいます。

 この施設を運営する特定非営利活動法人ラクーダのホームページによると・・・

NPO法人ラクーダが大切に想っていること
・人のために安心を届ける
・誠実であること
・自分が大事なように他人も大事にする(お互い様)
・真っ直ぐに突き抜けろ

・・・なんか空しく響きますね・・・

 ナーシングホーム猿橋の施設長は関戸幸子氏で看護師、保健師、助産師の資格を有しております。また、特定非営利活動法人ラクーダ 代表理事・設立者の関戸元彦氏は社会福祉士、介護支援専門員の資格を有しているようで、ナーシングホーム猿橋は法人成年後見・登録特定行為事業者でもあるようです。

 メットライフ財団と日本財団の支援を得て、介護付きシェアハウスも運営しているようですが・・・
 高齢者向け住宅型ホスピス(看取り対応)ということらしいのですが・・・

NPO法人ラクーダホームページより


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