ヨーグルト、ちゃんと知ってる?
知らず知らずのうちにヨーグルト投資
ヨーグルト。毎日の習慣として食べてる人も多いのではないでしょうか?
僕もそんな一人で、特にオイコスが好きです。
味が濃い、腹持ちいい、タンパク質多いの三拍子だから!
スーパーの売り場にいくと、ヨーグルトって凄い色んな種類がありますよね。
ヨーグルトの種類、あまり気にすることなく食べてる人も多いかも。
僕もあまり気にしていませんでした。
でも、よくよく考えると1日100円、1か月でなんと3,000円も我々はヨーグルトに投資をしているわけですよね。
せっかくそれだけ、時間もお金も使っているのなら。
種類や効果を調べて、より効果的なヨーグルトライフを続けたいと思うようになりました。(大げさ?)
勝手に分類してみた!
ヨーグルトを理解するために、分類を決めていきましょう。
店頭で見るヨーグルト、大きく3つのタイプがあるかな~と思います。
乳酸菌で有名なヨーグルト
ビフィズス菌で有名なヨーグルト
ここ数年話題になったギリシャヨーグルト
実はこのギリシャヨーグルト。1の乳酸菌、2のビフィズス菌、どちらかのパターンを、ギリシャ式に……(なんかオシャレな雰囲気ですね)乳清が残らないようにろ過をして、ねっとりと作ったものなんです。
濃度が濃い分、食感がねっとりとして食べ応えがある。
水分が少ないのでグラム辺りのタンパク質含有量が増えている。
その結果、タンパク質の摂取効率が良くなる
こんな特徴があるんです。
すなわち、ギリシャヨーグルトは「製法の違い」なんですね。
「成分の違い」という観点では、乳酸菌とビフィズス菌の違いを知るのがよさそうです。
乳酸菌とビフィズス菌 どう違う?
乳酸菌とビフィズス菌、よくヨーグルトのラベルに書いてありますよね。
実はこの2つの菌、けっこう違うんです!
代表的な商品はこんな感じ。
どれもよくコンビニやスーパーで見かける商品ですよね~。
ブルガリアヨーグルト、一番代表的なヨーグルトですよね。
僕もよく買います。
あらためて見ると、ブルガリアヨーグルトは乳酸菌系の商品だったんですね。(知らずに買ってた……!)
ナチュレ恵もよくスーパーで見かけますよね。
これは実はビフィズス菌が強化された、ビフィズス菌系のヨーグルトだったんですね。(知らずに買ってた……!)
で、乳酸菌とビフィズス菌。どういう風に違うのか?
表にまとめてみました。
乳酸菌・ビフィズス菌、どちらも善玉菌といわれる細菌ですが、住んでる場所が違うんですね。
乳酸菌は主に小腸、ビフィズス菌は大腸、そもそも場所が違うんですね!
つまり、働きも少し違っています。
小腸というのは栄養素を吸収したり免疫機能を備えている場所。
小腸に住んでいる乳酸菌は、まさにこの免疫機能を高めたり、整腸効果を促したり、というところが主な効果なんですね。
一方、ビフィズス菌ってどういう役割?かというと。
大腸は水分を吸収する、そして便を作るという働きのある器官。
ビフィズス菌は便の排泄を助ける、整腸作用があるんですね。
(便秘などによさそうですね!)
乳酸菌のパワー
乳酸菌はいわゆる善玉菌、体にいい働きをする腸内細菌です。
小腸に住み着いているんですが、実は僕たちのカラダの外にも乳酸菌はいるんです。
分かりやすいところでいえば、発酵食品。味噌やキムチなど。
「発酵食品は体にいい」って言われるのは、この乳酸菌がお腹の調子を整えてくれる効果を食品から摂ることができるから、なんですね!
乳酸菌というのは「代謝産物」として体の中で「乳酸」に形を変えます。
腸内の環境を酸性に保ってくれるんです。
小腸は、色んな栄養素が体の中に入ってくる場所。体に良くないバイキンなんかも入ってくるんですよね。これを、酸性に保たれた小腸の中で、ちゃんと解毒しつつ&栄養を取り込む。そのサポートをしてくれるのが、乳酸菌の働きなんですね!
あと小腸には免疫機能も備わっています。
乳酸菌は、小腸の免疫機能を活発にさせる「スイッチ」の役目を果たしているとも言われています!
生きて腸に届く
「生きて腸に届く」ってフレーズ、みなさん聞いたことありますよね。
乳酸菌もビフィズス菌も、口から入れた場合、生きて腸まで届くのは、かなり大変なことみたいです。
だからこそ、「生きて腸まで届く」というフレーズがパッケージによく利用される訳ですね。
でも、仮に生きて腸まで届かなかった乳酸菌、どうなっちゃうの?というと、ゴミになって体に害を及ぼす訳ではないんです。
実は死んだ乳酸菌も、他の乳酸菌のエサになるらしいんです。
(サステイナブルな感じ)
いずれにせよ、腸内環境の整備という意味では役に立ってくれるんですね!ありがたや~。
ビフィズス菌のパワー
続いてビフィズス菌。ビフィズス菌は前述の通り、大腸に住み着いています。
大腸の中は、なんと、99%以上がこのビフィズス菌で埋めつくされているらしいんです。
ビフィズス菌は代謝産物として、乳酸や酢酸に変わります。
これらが整腸作用や粘膜保護などを、大腸の中で担当してくれるんですね。
特に大腸は便通を担う器官。
便秘の方は、このビフィズス菌を摂ることによって大腸の状態を良く
し、便通を改善することができそうです!
加齢とビフィズス菌
実はこのビフィズス菌、年齢によってどんどん減っていくんです。
その減り方が激しいんですよね~。
乳児の頃は腸内細菌の90%以上をビフィズス菌が占めるんですけど、
成人、高齢者になっていくと……
なんと最終的には1%以下にまで減ってしまうんです。
だからこそ、加齢とともに、経口摂取でビフィズス菌を摂っていくことがめちゃ大事なんですね~。
腸内細菌の理想バランス
ところで腸内細菌は、バランスが大事!です。
善玉菌である乳酸菌、ビフィズス菌などは、全体20%ぐらいを占めるべきだ
と言われています。
対して悪玉菌はより少なく10%程度。
それ以外を占めるのが日和見菌。どちらか優勢な方の手伝いをする日和見菌です。
20:10:70くらいのバランスを目指したいですね!
腸は第2の脳
腸の状態が悪くなると、どうなるか?
腸は「第2の脳」といわれているように、腸が悪くなると、脳の状態まで悪くなると言われています。(こわっ)
腸内細菌は、僕らの気分にも非常に関係しているらしいですよ。
メンタルの状況が悪い人は、腸内細菌の状態も悪い。相関してるんですね。
脳やメンタルの健康のためにも、カラダの健康のためにも、ぜひ腸内細菌のバランス、日常から保っていきたいですね!
流行りのギリシャヨーグルト
ここで改めてギリシャヨーグルトについて、おさらいしておきましょう。
ギリシャヨーグルトは「作り方」の違いで、「水切りヨーグルト」のことをいいます。
作る過程で、乳清(ホエイ)、水分が抜けています。
なので、ねっとり濃度が濃くなるんですね。
食べ応えがあるので、ダイエット中のデザートとしてすごく相性が良いと思います!
少し甘味やフレーバーがついてるタイプだと、レアチーズケーキみたいな食感にも。
グラム辺りのタンパク質の含有量が多いので、筋トレしてる人、
筋肉つけたい人にももちろんおすすめです。
ひとつ注意なのは、濃縮している分、脂質やカロリーも普通のヨーグルトよりも高いです。
食べ過ぎると太ってしまうということも!
よく成分表を確認してから、ギリシャヨーグルトを食べましょう。
ヨーグルトの選び方
用途別の選び方というのを考えてみました!
どれかが一番よさそうっていうのは、目的次第かなと思います。
<整腸作用>
ビフィズス菌入りのものであれば、大腸を中心とした整腸効果が見込めます。
<トクホ>
特定保健用食品は、整腸効果など性能が公的に保証されているものです。
この観点で選ぶのもアリですよね。
<ダイエット目的>
ダイエット目的であれば、オイコスはやっぱりおすすめです!
タンパク質も含有量が多く、ワークアウトしつつもタンパク質補給をしなきゃいけないとき、捕食が欲しいとき、オイコスがベストかなと。
<免疫力UP!>
小腸には免疫機能が備わっているので、乳酸菌のものはその観点でおすすめです。
LG21はピロリ菌の対策に効くと言われていますね。
R1は免疫力のアップに効くという風に言われています。
ブルガリアヨーグルトは腸のバリア機能をアップすると言われています。
次回はもっと、製品別に詳しく解説してみたいと思っています。
YouTube動画にもまとめてますのでぜひご覧ください!
https://youtu.be/LKWTN19WtjU