幻の発酵食品
みなさんは、幻の発酵食品とよばれる、
「みりん粕」をご存知でしょうか?
日本酒の主原料は、お米です。
醪(もろみ)を絞り、その絞られた液体がお酒で、
絞りカスが、いわゆる「酒粕」です。
実は日本酒と製造が似ているのが、みりん。
原材料や工程は違うのですが、今回イメージして欲しい内容としては、みりんもお米からできていて、醪を絞った、その絞りカスを、「みりん粕」というのだということです。
みりん粕は、酒粕よりも糖度があります。
市場になかなか出回らないことから、「幻の発酵食品」と呼ばれています。
別称「こぼれ梅」ともいいます。
私はそんなみりん粕を愛用しているのですが、
最近はみりん粕をお菓子に使うのがマイブーム。
今回は、スコーン生地に練り込んでみました。
しっかりと腹割れしてくれていて、かなりテンションが上がりました^^
みりん粕は風味が独特で、やさしい甘さのあとに、ふわっと醸造香が香ります。
生地にしっかり混ぜ込むのでななく、みりん粕の香りを楽しんでもらうために敢えて生地を伸ばして折り込んで、というまとめる工程で、みりん粕を2度塗っています。
そうすることでどこを食べてもみりん粕の層が楽しめる、少々しっとりとしたスコーンが出来上がります。
バターやジャムを合わせるのはもちろん、
甘さ控えめが好みの方は、そのまま食べるのもおすすめです。
今日もまた少し、お菓子作りで進歩できたのかなと思うと嬉しい気持ちになります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!