ゴミデータからはゴミ分析しか生まれない
こんにちは、デジタルマーケティンググループの酒井です。
久しぶりに記事を書くことになり、かなりテーマに悩みましたが、
デジタルの世界に入り今年でちょうど10年目。
あらためて初心を忘れないようにすべく、過去の失敗談を赤裸々に披露し、手綱を締めようと思いました。
ページビューなにそれ?
10年前に不動産関係のWEBディレクターとして採用されたのが、デジタルとの出会いでした。それまでは製菓の卸売などデジタルとは遠い領域にいたので、振り返るとよく採用されたなと思います。
そんな右も左も上も下も自分が何者かも分からない状態のなか、グーグルアナリティクス(GA)のキャプチャを貼付する業務を担当していました。
『ページビュー』『セッション』『コンバージョン』
・・・聞いたこともないワードが飛び交う会議は、外国に行ったような感覚すらありました。(ちなみに私は外国へ行ったことがありません。)
間違った前提で作成したレポート
業務に慣れてきて主担当を持ち、レポート報告をするようになったある日、担当者が質問をされました。
そのときのレポートでは、サイトの流入数が前月比で大幅に増えており、その考察として、SEOが着実に強くなっているというようなことを誇らしく話していたのです。
でも結果は、チラシを撒いたことで流入が増えていて、報告内容との関連性や根拠は皆無でした。
担当者さんが温厚な方だったため、今後は必ず施策前に確認をするということで、その場は一命をとりとめました。
アウトプットはインプットの質で決まる
そのときの経験が、本日お伝えしたいテーマ『ゴミデータからはゴミ分析しか生まれない』です。
データ分析の世界で『Garbage in, Garbage out(ゴミからはゴミしか生まれない)』という言葉があります。
誤ったデータや情報は、無意味もしくは偏りがある結果になってしまうという意味で、今回の失敗がまさにそのケースでした。
あのときに事前にチラシを撒くことを把握できていれば…
あるいは担当者と密に連絡を取っていれば…
当時はレポートを作るということに全集中しており、その時の状況やシズル感のある情報を取りにいこうとしていなかったなと思います。
レポートを作る際に『チラシを撒いた』という情報がない時点で、質の低いアウトプットになるというお話でした。
まとめ
これはデータ分析・レポートだけの話ではないと思います。
商談においても、間違った前提で課題設定すると、その後の打ち手がずれてしまうなんてことはよくある話です。
与件を確実に把握し、目線を合わせておくということが大事ですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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