読書メモ|ザ・ワン・デバイス
note627ぺーじ。
こんにちは、しらかわあずまです。今日は昨日読んだ本のメモを。
「ザ・ワン・デバイス THE ONE DEVICE iPhoneという奇跡の“生態系”はいかに誕生したか」(ブライアン・マーチャント著、倉田幸信訳)を読みました。
iPhoneがどのように生まれ、どのように作られているか。コンセプト、技術、材料、人、それぞれの切り口で解説する本。
あっという間に人々の興味をかっさらったiPhone。華々しい成功と強烈なシンボルと秘密が神話をなした。
当事者たちの話を取り入れながらその秘密を丁寧にときほぐす。神話に現実味がついて身近になるよう。
iPhone信者におすすめとも思い、iPhone信者は読まないほうが良いとも思うなあ。
アプリについての話がとくに印象的でした。解決手段が技術的に進歩しただけで、人のニーズはそんなに変わっていない。
アプリは‟データを簡潔に可視化する装置”(p.205)
そして手のひらにおさまる画面では(最近はおさまらないようなものもあるが)“消費”活動しかされない。基本的には情報を受け取るための装置で、何かを作り出すためのものではない。クリエイティブの道具として定番のMacとは対照的である。
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