夜に溶けた観覧車
いつからだろう
徒然なる毎日が
仕方のないくらい いとしい日になったのは
夜になる直前の空に ため息がもれてしまう
にじんで書きづらくなったペン先を
見つめられるだけ 見つめて
ただ この表現しがたい想いを
いっぱいいっぱいの自分を 下書きしている
3月の風がこんなに強かったのかとか
くすんだ色を美しく感じるのは何故かとか
乱反射する心に 自分でときめいてしまう
もう少しゆっくり回ればいいな 時計も
観覧車も
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