お金は寝かせて増やしなさい (読書感想メモ) 2020.05.03

★投資は自己責任です。自分で調べて、自分の責任で行う。
 ◯◯が言っていたから、買おう(売ろう)も否定はしないが、その選択も自己責任。◯◯さんのせいではない。

フォレスト出版
著:水瀬ケンイチ
  ※梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー

※ウォール街のランダム・ウォーカーに感化されて(雷に打たれて)書いているので、投資の大原則〜人生を豊かにするためのヒント〜と類似点多かった。
・小生、先に投資の大原則を読みました。
・肝心のウォール街のランダム・ウォーカーまだ読んでません。

【個人的な要点】

〜 まずは、自分の力を知ろう 〜

 ①家計(生活を保つのに必要な資金)を把握する。

 ②その上で、◯ヶ月分相当の「生活防衛資金」を確保しておく。
  ※これは基本は銀行預金。それもネット銀行より、メガバンクやゆうちょ、地銀がBetter。
   →有事の際、ネットも使えない状況でも強い。これまでの災害時でも証明。

  ※◯はヒトによる。3ヶ月という本もあれば、筆者は2年!


  ※ただし、投資しながら貯めるのでも、リスク理解してれば可。

  ★黒字経営でなければ、投資している場合じゃない。


  ★でないと、必ずいつか訪れるマイナス相場になったときに耐えきれず損切りなどに走ってしまう。

 ③そこから、「自分のリスク許容度」を概算する。

  要は、どのくらいの損までは耐えられるか。これもヒトによりけり。

  例1)1年間の貯蓄可能額。損しても1年で取り戻せると考えればまあ。。。的思考。
  例2)公的年金運用のGPIFと同等のリスク=年間約25%
  例3)自分がその損を知りながらもぐっすり眠れるか。

〜 インデックス投資は究極の分散投資 〜

 長期運用投資の場合、リスクを抑えることが肝。
 その観点で、インデックス投資は優れている。

 インデックス投資=分散投資の強みは、「平均分散アプローチ」からも証明。
  ※平均分散アプローチ:ハリー・マーコウィッツがノーベル経済学賞を取った。
  ※アセット・アロケーション≒資産配分
  ※個別株などは、不測の事態で一晩で失うリスクが付きまとうが、インデックス投資の場合、下がってもゼロ(倒産)はない。

 インデックス投資は倒産による資産喪失リスクが(基本)ない

  販売会社、運用会社、信用銀行の3者の協力関係で成り立っており、投資資金は保証される仕組みになっている。

  基本、投資した資金は信用銀行に保管されることになっているが

  保管場所は信用銀行の他業務運用とは違う場所にすると決まっている。


  信用銀行は、預けた投資資金の運用は行わない。

  販売会社・運用会社が潰れる→信用銀行あればOK

  信用銀行が潰れる→保管場所別だから帰ってくる(はず)

〜 手数料を大事にしていますか? 〜

 手数料を知っておく。リターン率(配当利回り)よりもむしろ大事かも?

  いずれも低いほうがよい。最近証券会社でもここの競争激化(個人投資家には朗報)
   購入時手数料
   運用管理費用(信託報酬)
   信託財産留保額
  それぞれが、何%なのかを事前に調べて納得した上で購入。

  配当◯%!でも、手数料も・・・はよくない。長期保有目的なので、じわじわ搾取されることになる

 手数料的に優れているのはネット証券で、中でもSBI証券と楽天証券。

 国内資産クラスなら、信託報酬は0.1%が目安。海外先進国で0.2%、新興国となると0.3%あたり。

〜 下落相場で売らない勇気、耐える力がないと、安値売で損だけして終わる 〜

 資本主義を信じることが大事(投資は自己責任です)

 ここ20年の間にも、リーマンショックや東日本大震災はじめ、◯◯年に一度の大暴落的なことは起こったが、「豊かになりたい」というエンジンを糧に人類は暴落前を上回る復活、さらなる進化を続けてきた。隕石とかで地球が破滅しない限り、これは永久的に続く傾向と考えられる。

 それでも、心ゆらぐ系のヒトには、「投信積立サービス」が便利。
  すなわち、ドルコスト平均法を勝手に実施してもらう。
  大事なのは、その局所の状況にうろたえず、淡々と毎月の積み立て投資と配当の再投資を続けること。
  もちろん、今後の過程で一度ならず元本割れすることはある。それでも数年で戻ってくる!と信じられるか。

〜 寝ながらすることは、年に1回のリバランスと節目でのリアロケーション 〜

 リバランスは、最低年に1回、ポートフォリオが当初の比率から傾いていないかの確認。

 例)当初、株式 80%:債券 20%で計画。


   好況続いて、年末に株式 85%:債券 15%になっていた。


   →年初の調整で、株式一部売り、債券買いで80 : 20に戻す。


 例)歳を取るにつれて、保守的資産配分に変えたほうがよい。


   30代 株 80%:債券 20%
   40代 株 70%:債券 30%
   ・・・・といったように。
   これは、10年毎でも5年毎でもそれ以下でもOK。

〜 NISAやiDeCoはどう使う? 〜

 最終的にリタイア後のこと考えるなら、年金的位置づけのiDeCoが1st(楽天証券おすすめ)

 次に積み立てNISA(とくにいま、そこまで投資に資金かけれないヒトは、年40万の制限でも十分でしょう)

【おすすめブログ】

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・ひとてま加えた積立投資で資産形成

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