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現代社会が殺伐としている理由について考える

最近、怒りっぽい人が増えていると感じませんか。些細なことでも許せない、ピリピリとした空気が漂う場面を目にすることが多くなった気がします。のんびりした性格の私からすると、そんな人たちはエネルギッシュで、ある意味パワフルだと感じることもありますが、「なぜそんなに急に怒れるのか?」と不思議に思うこともしばしばです。

そこで今回は、なぜ怒りっぽい人が増えているのか、そして世の中が「殺伐としている」と感じる理由について考えてみました。

理由1:スマホ依存の影響

現代では、誰もが1台スマートフォンを持ち、日常的に利用しています。スマホは中毒性があり、ずっと手放さずに見ていられる便利なツールです。
スマホを通じて膨大な情報に触れることで、脳が休まる時間が少なくなり、ストレスが増加します。これが感情のコントロールを難しくし、些細なことでも怒りやすくなる原因となることがあります。また、便利さゆえにスマホを見られない状況に置かれるとイライラする「禁断症状」を感じる人も増えているようです。こうしたデジタル依存が、怒りやストレスの引き金になっている可能性が考えられます。

理由2:人間関係の希薄化

個を尊重する時代になり、生きやすさが向上した面もありますが、一方で人と人とのつながりが薄れているのも事実です。深い会話が減り、表面的な交流が増えると、誤解や衝突が生じやすくなります。人間関係が希薄になると、他人への感謝の気持ちが減少し、些細なことで不満を抱きやすくなるのではないでしょうか。本来「当たり前のこと」など何もないはずですが、それに気づく機会が減っているのかもしれません。「感謝」の気持ちを大切にしたいですね。

理由3:生活の不安定化

経済的な不安も、人々の心を荒ませている大きな要因です。幸せはお金だけではない!とはいえ、明日食べる米がなければ、空腹と不安で押しつぶされてしまいます。長引く円安や物価の上昇により、生活費の負担が増え、多くの家庭が厳しい状況に置かれています。とくに、光熱費や食品などの日々の出費が増えることで、心に余裕を持ちにくくなっているのかもしれません。このような状況が、社会全体のストレスを高めている可能性があります。

さいごに

怒りっぽい人が増えたと感じる背景には、テクノロジーや社会の変化、そして経済的な要因が複雑に絡み合っていると考えられます。こうした環境の中で、私たち一人ひとりが少しずつ心の余裕を持ち、他者への感謝や思いやりを取り戻せたら、今よりも穏やかな世の中が作れるのかもしれませんね。

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