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日本全都道府県に行ってきた(なんとなく、横手)

これまでの流れはこのマガジンからどうぞ。

さて、今日は秋田に行く予定…なのだが、ちと問題が。

宿が、見つからん!

予約サイトでサーチをかけると…え、ウソ、全然ヒットしないんだけど。

そう、この頃から例の旅行支援なんちゃらが始まり、ホテルの予約を取るのが大変になってきた。

ぼくはガイジンだから、もちろんその恩恵にあずかれないので、個人的には迷惑極まりない、勝手だけど。

これ以降、週末になるとホテルがなかなか見つからない、という憂き目に遭うことになる。

秋田市内は全滅、角館も駄目、あれあれどうしよう…と思って最終的に見つかった宿が、横手。

名前は知ってるけど、何があるんだ?という不安を抱えての出発となったが、まあどこかに泊まれればノープロブレム!

おっと、旅立つ前に大事なことをやらなくてはいかん…。

パークランに参加することだ。

パークランをごく簡単に説明すると、

「世界のあちこちで、毎週土曜の午前8時に5キロを走る」
というもので、僕は、主にオーストラリアで通算120回ほど走っている。

日本にも何箇所かで運営されていて、その最北端がここ盛岡!しかもこの日は土曜日(この日に盛岡にいるように、とゆるくはスケジュールを組んでたが)。

これは、行かないと…。

開催されている公園は駅(=僕の泊まってるホテル)からそれほど離れてなかったので、ジョグで行けばよい。

 この日はやや少なめの参加者だったが、それでも皆さま暖かくこのストレンジャーを迎えてくれ、楽しく走ることができた。

とにかくこのパークラン、参加するのは無料だし、一旦参加したら世界中のパークランに参加できて記録が残るので、ホントに沢山の人に知ってほしい…。

気持ちよくホテルに戻ってチェックアウトをし、さて秋田新幹線「こまち」だ!

赤いボディがかっこいい。

盛岡から先は、いわゆるミニ新幹線というかたちで在来線をベースにしているので、それこそ昨日乗ったローカル線のような車窓だし、時々は踏切もある。そこを超近代的な新幹線が走っていくというギャップがなかなかおもしろい。だって、単線なのでときおり運転停車をして行き違いをしないといけないんですよ、新幹線のくせに!

車体もやや小さめだが、かえって座席配置も2列+2列でゆったりとしていていい感じ。カラーリングもいいね。秋田だから、稲穂の黄金色をイメージしているのかな?

大曲駅で新幹線を降り、在来線に乗り換え。

地上駅に新幹線がいるのも少し不思議な感じ…。

大曲から横手はあっという間に到着。駅に降り立ったはいいが、う、駅前が静かだ…あまり建物というか商業施設がないではないの。

いやあ何しよう?と迷っていたら、神は我を見捨てず、駅前広場で日本酒フェアみたいなのをやっていた。

ご当地(B級)グルメで、横手やきそば、というのがあるらしいので、それを食べつつ、ご当地の演歌歌手やJRの駅員トークといった地元感あふれるエンターテインメントを楽しみながら日本酒を。

そら、秋田の地酒だから美味しくないはずがない。

どれが美味しかったのかは忘れたけど…。

いや、横手、いいじゃないの!と、酒をあてがっておけばすぐに上機嫌になるヤツであった。

ホテルが結構駅から遠かったが(といっても徒歩で20分ほどだったけど)、知らない町をてくてくと歩いていくのって普通に楽しい。

その晩も、ホテルの人に教えてもらったお店がお洒落で郷土料理がドンピシャ。秋田といえば、とんぶりときりたんぽだよね。

とんぶりって、キヌアみたいな食感だなあ…そしてきりたんぽはもちもちしていて温まる!

というわけで予定外の横手泊だったが、しっかりと楽しめた。予定を決めてない旅はこれだから楽しいな。

(つづく)

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