海の色が綺麗すぎるシドニーを走る
いやあ、海の色が、本当に、美しかった。
走りながらスマホで撮った写真なのにこれだけ美しいんだから、実際はどうだったか…というのはどうぞお察しください。
実物は、この写真より何百倍も美しい景色に加えて波の音、潮の香り、あちこちでさえずる鳥の声…なども加わるのだから、ランナーズハイが爆発してしまった。
(後半はもうやたら疲れてしまったので、そのランナーズハイも蒸発してしまったけどね)
今回走ったコースはこんな感じ。
自宅から東へ、海沿いを走り、シドニー湾の入り口まで。そこからはずっと南下してボンダイビーチへ。
たまに走るコースだが、アップダウンもそれなりにあって25キロの距離だから、なかなか侮れない(翌日は筋肉痛確定)。
閑静かつ豪華な住宅街を抜け、ハートブレイク・ヒルと呼ばれるくねくねとした急坂を上がっていったご褒美は、この丘からシティを遠望できること。
右側のハリー・ポッターの映画にでも出てきそうな建物は、女子校のチャペル。学費とか高いんだろうなあ、といらん想像をしてしまう。
遊歩道の入口にはオーストラリア原産の火炎樹が真っ盛り。赤い花と青い空のコントラストが目に鮮やか。
しばらくはトレイルルートになっていて、小さなビーチが途中にいくつかある。
この日はいつになく海が澄んでいて、海底の岩や海藻がかなりくっきりと見え、その上に波が不規則な模様を描くのは…ちょっとこれ見てくださいよ!と誰にともなく言いたくなるほどだった。
こんな景色を見れたら、いつ死んでもいいよな…なんて思いがふと頭に浮かんでしまった。まだ死ぬ予定はないけど。なぜかわからないけど。
サメよけのネット(たま~にですが、サメは出ます)が張ってあるビーチ。平日だったので、のんびりと泳いでいる人が一人二人いる程度だった。
そのままずっと走っていき、ついにサウス・ヘッドへ。ここはシドニー湾の入り口にある、断崖絶壁の岬だ。
それにしても、海流や深さによるのだろうか、海の色がグラデーションをなしていて、見ていて飽きない。
あまり景色がきれいなので調子に乗って走ってしまい、ここからボンダイビーチまでは、道もアップダウンが多いわ、気温はぐんぐん上がって日差しが厳しくなるわでかなりしんどかったが、ともあれ到着。
友達が、「シドニーというと青のイメージだよね」と言っていたが、正にその通り。(ちなみに、州のカラーもスカイブルーである)
ふと思い立って走りに行った割には25キロも走ってしまって、身体はかなりぐだぐだになってしまっていたが、こんなに美しいものを見ることができて、しみじみしあわせ。