ヨーロッパ ヨット旅 その1
外資系企業での勤務が多く、その為仕事での出張旅行は100回をゆうに超えると思う。しかしヨーロッパへの出張機会は少なかったので、ヨット旅の機会を得られて夫婦で楽しみです。
友人は早めにリタイアをして米国で購入したヨットを前年に北欧まで回航していたのです。
この年はヨットを北欧からフランス北部のマリーナまで移動という事で、お助けクルーとして、キール運河、オランダのスタンディングマストルートの航行に参加させて頂きました。
ハンブルグ経由でKIEL ドイツの元軍港まで電車で移動して合流し、買い出しに出かけました。 KIEL運河は夜間航行ができません。 よって途中Rendsburgにてマリーナ係留してワッテン海に抜けます。
北海に抜けた後はヘルゴランド(ドイツ領)立ち寄る事に、この島は世界大戦中イギリスの戦闘機により地形が変わるほど爆撃を受けた所らしいです。 今は日帰り観光で野鳥観察や、別荘地としても開発されているようです。
ヘルゴランドで一泊した後我々は、Norderney島を経由し、Borkumに向かいました。北海側のドイツ領で、遠浅の海を航路から外れないように進みます。
オランダへの入国は、Lauwersoogから
我々の下船予定となるLeeuwardenまで運河に沿って進みます。
運河の周辺はとてものどかで、牧場だったり、田舎のサイクリングロードだったり、クルーズも風景見ながらとても楽しい船旅でした。
水深ですが、2m程なので、時々キールの底と運河の底部が接地するようです。
吃水を少しでもかせぐためキャプテンはタンクの水をできるだけ減らしていたようです。
この船は水も500L以上搭載可能でした。
我々はオランダで下船後、帰国のフライトを予約しているパリに向け電車で移動です。
パリの街歩きもしっかり楽しみ帰国の途につきました。
ドイツはどちらかというとビジネスライクな感じでしたが、オランダは人々の暮らしも質素でセンスが良いと感じました。 レストランの選択肢はそれほど多くないので、もっぱらマーケットで食材を仕入れ船での食事を楽しみました。