スイスで栗のピザを作ってみたよ。
こんにちは。スイスラボの言語学者、Yamayoyam です。
このマガジンでは言語学ネタを綴ると概要にも書いてあるのですが、今回は言語関係はちょっとお休み。代わりに、最近試した秋レシピについて書きたいと思います。
秋になって、スーパーにも剥き栗(日本の天津甘栗のようなの、但し甘くない)が並ぶようになりました。ふと、剥き栗をピザにして食べたいと思いついてやってみたら、自分で言うのもナンだけど意外とうまくいったのでした。写真写りは微妙ですけど、味はけっこうイケてました!
嬉しかったので、レシピをこのブログに書くことにしました。私が思いつくレシピですから、手抜き&簡単です。栗のピザ、みなさんもいかがでしょうか。以下、材料と作り方です。我が家のキッチンは若干の汚台所なので、工程の写真は自粛いたしました。悪しからず。
~~ 材料 ~~
ピザ生地 3~4人用(私は36cm×23cmの角型を使ってます。ウチでは4人分相当)
ピザソース:
サワークリーム 90g
にんにく 一カケ (→ 摺りおろす)
塩 適量(小さじ1/6くらい)
タイムの葉 1/4束ほどか (→ 葉をむしり取って太い茎は取り除く)
トッピング:
玉ねぎ 大なら半分、中なら一個(→ 薄くスライス)
ベーコン 100g (→ 1~2cm角に切る)
剥いて茹でた栗 100~150gほど(好きなだけ;→ 半分くらいに砕く)
松の実 一握りくらい(好きなだけ)
モッツァレラチーズ 150g × 2つ (→ 一個あたり8枚くらいにスライス)
タイムの葉 1/4束ほどか (→ 葉をむしり取って太い茎は取り除く)
塩 少々
~~ 作り方 ~~
1. まず即席ホワイトピザソースを作ります。作ると言っても、材料を混ぜるだけ。サワークリームに、摺りおろしたにんにく、塩適量、タイムの葉をよく混ぜます。
2. 1 で作ったピザソースをピザ生地に均等に塗ります。
3. トッピングの準備。
玉ねぎは薄くスライス、ベーコンは1~2cm角に切り、栗は荒く砕きます。チーズはわりと薄くスライス。タイムは先ほどと同じように葉をむしり取って、太い茎は取り除きましょう。
4. トッピングをピザの上に乗っけていきます。
玉ねぎのスライス → ベーコン、栗、松の実 → チーズのスライス → タイムを散らし、塩少々を振りかける。
5. ピザをオーブンにイン!
焼き時間や温度は、ピザ生地のパッケージの指示に従ってください。ちなみにウチは220度で17分だったかな?
6. 焼きあがり=出来上がり!
溶けたチーズなどを少し落ち着かせてから、切り分けていただきます。ビール、ワインどちらも合うと思います。
モッツァレラを使っているのでチーズの量がやたら多いですが、油脂分配合のピザチーズや溶けるチーズを使う場合は、少し量を少なくした方が良いでしょう。じゃないとやたら胃モタレするピザになってしまう・・・。そうでなくともかなりヘビーです。サワークリームの量を減らすなり、乳脂肪カットのサワークリームを使うなり、胃の調子に合わせて調節してくださいね。私はズボラ主婦なので、茹でて殻も剥いてパック詰めにされた栗を使っています(こういうの)。日本にも『甘栗むいちゃい○した』っていう商品がありましたっけ?あれ、便利そうです。
ここでやっぱりスイスドイツ語ネタをちょっとはさまずにはいられない。標準ドイツ語で栗は Kastanie と言いますが、スイスでは Marroni といいます。明らかにフランス語 marron から。なぜか日本でも栗は横文字だと「マロン」が好まれますよね。マロンクリームとか、マロングラッセとか、マロンケーキとか、マロンドールとか、マロンクッキーとか、マロンムースとか。普段から独単語を覚えるのに苦労しているのでこれはありがたかったです。※
さて、ピザに話を戻しますと、みなさん、アルザス地方原産(?)のフラムクーヘンという食べ物をご存知ですか?フラムクーヘンをご存知の方にはピンときたかもしれません。このピザ、フラムクーヘンとホワイトピザの合いの子のような食べ物です。
フラムクーヘンは、スイスでも人気の食べ物で、薄い小麦粉生地の上にサワークリーム、玉ねぎ、ベーコン、チャイブなどを振って焼いたピザみたいな食べ物です。ビールによく合います。が、材料を見て明らかなように、かなり高脂肪です。食べ過ぎ注意。
季節がめぐって秋ならではの美味しい食材が目につくようになりましたが、我々中年は、食べすぎに気をつけながら楽しみましょうか。
ではでは、また次回のブログでお会いしましょう。次は言語ネタの記事に戻る予定です。
スイスラボの言語学者
Yamayoyam
※独単語に限らず、英単語もリトアニア語の単語も覚えるのに苦労しています。「覚えたい単語を使って印象深い例文を作って覚える」とか「連想ゲームみたいに同じ意味分野に属する単語を芋づる式に覚える」とか、いくつかコツを教えてもらいましたが、それでも簡単ではありません。私の場合、「若いころはアタマがスポンジの様に新しい単語を吸収していたのに、今はなかなか・・・」というわけでもなく、むかしから苦手でした。
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