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そうめんは「茹でない」が正解でした/サバ缶ぶっかけそうめん ーー 名古屋めし料理家のレシピ #15

こんにちは、こんばんわ。名古屋めし料理家のSwindです。

夏の定番料理と言えばそうめん。しかし、そうめんって料理する側からすると意外と大変ですよね。お湯を沸かして、そうめん入れて、つきっきりでかきまぜながら吹きこぼれないように注意して、タイミング良くざるに空けて……と意外と手間がかかります。

「あー、今日は暑いし簡単にそうめんでいいよー」なんて言われてこめかみがピキピキッとしてしまった、そんな心当たりのある方も多いかなと思います。

安心してください。

これから一生、そうめんを茹でる必要はありません。

茹でることなく、美味しいそうめんができちゃったんです!

その画期的な方法、それを知りたいという方はまずは私に1分お時間を下さい。こちらの動画にまとめました。

はい、もうお分かりですね。

名付けるとすれば「熱湯漬け放置法」となりますでしょうか。今流行りの長いタイトルにするなら「沸騰させたお湯にそうめんを入れて10秒だけさばいたらフタして放置する方法」ですね。

せっかくなのでもうちょっとだけ丁寧に手順を解説しましょう。

まず、フライパンにたっぷりと水を入れ、沸騰させてからそうめんを入れます。

そして、火を付けたまま10秒だけそっと菜箸でさばきます。

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菜箸でさばくのは、そうめん同士がくっつかないようにお湯を行き渡らせるためです。

そして10秒だけまぜたら、火を止めてフタをします。

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あとはこのまま放置するだけ。数分もおいておけばこんな感じできれいにそうめんがゆであがります。

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放置する時間は「通常のゆで時間以上」なら適当で大丈夫。動画では4分放置しましたが、10分15分と置いておいてもコシが無くなることなく大丈夫のようです。

ここまでこればあとはそうめんをざるにあけて冷水で締めるだけ。このときよく分かるんですが、明らかに普通に茹でるよりもヌメリが少ないんです。

その理由は「そうめんに余分な熱やストレスをかけていない」ということ。ヌメリが出るというのはそうめんの中のでんぷん質が溶け出してしまっているということなのですが、グラグラと麺を動かしていないので、でんぷん質の流れだしが最小限で済むようです。

なので、そうめんを普通に茹でるよりもつるっつるに仕上がりますし、コシもしっかりするんですね。

そして、何より火を止めてフタをするので近くにいても全然暑くない。さらに、火を止めるので吹きこぼれる心配が一切無い

まさに良いことづくめです。

そんな超絶楽ちんに出来上がった絶品仕上げのそうめんをさらに美味しくアレンジ。

今回はサバ缶にそうめんつゆ(ストレート)を合わせたサバ缶つゆでぶっかけそうめんにしてみました。

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サバ缶とめんつゆを合わせることでサバの旨味がつゆに移りよりいっそう旨味たっぷりの仕上がりに。隠し味でちょい足ししたスイートチリソースがサバのクセをうまく丸め込みながらコクをプラスしてさらに味を引き立ててくれます。もちろんそうめんや薬味との相性も抜群!

実は小さい頃からこのぶっかけスタイルが私にとっては基本のそうめんの食べ方。たっぷりの具材や薬味と一緒に食べるのが夏の楽しみでした。

よく考えれば、名古屋めしには「ころうどん/ころきしめん」といったぶっかけスタイルの冷たい麺文化がありますので、こういう「ころそうめん」も名古屋的には自然な発想なんですよね。

何より器が一つで済むのが楽ちんです(笑)

ちなみに今回のそうめんの茹で方はこちらの動画を参考としています。

実際にやってみたら本当に衝撃的でした。

ただ、この方法ならお湯を動かさないのでそこまで大きな鍋でやる必要はなさそう。深めのフライパンに水を張るぐらいで十分でした。

これを覚えてしまった以上、これから一生そうめんを茹でることはないでしょう。だって、グラグラ茹でない方が楽なんですもん(笑)

なんなら、ポットで沸かした熱湯で浸すだけとかもやってみたいですね。最小限のお湯で麺がダマにならずにどこまで出来るのか、試して見たくはあります。

まぁ、うちに電気ポットがないんですけど(笑)

この夏は、そうめんアレンジがいろいろとはかどりそうです。えっと台湾ミンチはどこにいったかな……(笑)




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