自分に同情するな
「自分に同情するな」
村上春樹の小説「ノルウェイの森」で僕が好きな一節だ。
生きてりゃいじけたくなるときもある。
「こんなに頑張っているのにどうしてうまくいかないんだ…」
でもそれって自分の主観でしかなくて、他人がどう思うかは他人次第だったりする。
だから、周りから見たらたいしたことないことで自己憐憫に浸っているように見えるかもしれない。
本人にとっては辛いことだって言うのもわかる。
でも、その自分は他人の視点から見てどう映るか?を考えてみてほしい。
辛いからと言っていじけていたって何も前に進まない。
「出来ない出来ない」と主張するだけで、何も行動に移さない人間を他人は助けようとしない。
悲しきかな、それが現実。
本来、すべての人間が助け合って生きていけたら理想だけど、
人は”自分が助けたいと思った人間”を助けたいと感じる。
じゃあ、「この人を助けたい」って思われるにはどうしたらいいか?
「○○したけどできませんでした、助けてください」と素直に助けを請うことだ。
「自分一人ではどうしようもなかった」と助ける必然性を示せばいい。
「いや、自分が辛い時にそんなんできるか!」
と思われる方もいるだろう。
「自分はただ慰めてほしいだけなんだ」と。
確かにそういうときがあっても良いと思う。
ただ慰める・慰められるの関係に安寧を求めてはいけない。
最終的には自分で立ち直るしかないからだ。
「どうせできっこない」といじけている人より、「問題を解決するためにはどうすればいいか?」と前向きに考えている人を応援したいと思うのが人間という生き物だと思う。
落ち込んでいるときにも人からの見え方を意識しなければいけないとは酷な話だなと思う。でもそれは自分が立ち直るために必要な手段なのだ。
困っているのは事実だし、助けてほしいのも事実。
なら、そのために有効な方法を実行するのは理にかなっている。
その一歩を踏み出すために僕が好きな「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」から真希波・マリ・イラストリアスの言葉を紹介したい。
「でもさ…そうやっていじけてたって、なんにも楽しいことないよ?」
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自分が行動を起こすためにも、周りからの協力を得るためにも
「自分に同情するな」
使いどころ間違えると自分を追い詰めることになるので要注意だけど、
僕は「そんな考え方もあるんだ!」と感銘を受けた。
「自分が…自分が…」と視野が狭くなっているときに思い出したい言葉だ。
ではでは!
村上春樹氏の「ノルウェイの森」はこちらから
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