言葉にならないきもち
この気持ちは、どんな言葉に変換すればいいのか…
こんなこと言っていいのか…
言ったことに対して拒絶されたら怖い…
否定されたくない、評価されたくもない。
でも助けてほしい。
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私は気持ちを言葉にして口で話すことが苦手です。
なかなか言葉にならなくて、心因性吃音の難発や繰り返しのような話し方になることもあるし、そもそも失声状態になることも。
「お話ししてくれないとわからないよ。」
もちろんです。それは私もわかってます。
でも、ごめんなさい。しんどい気持ちに限って話せない。声にならない。
スマホのメモに書いたり、筆談したり、ヘルプカードを自作したり。その行動を取れる時は勿論取ります。
一番厄介なのは、しんどい気持ちを伝えようと話しかけたはずなのに、言葉にならない時。
「お話してくれないとわからないよ。
ね、お話ししてごらん。」
そうなんです。ごめんなさい。どうしよう。
ねぇ、ねぇ、私はどうすればいいの。
21歳なのにこんなんでごめんなさい、ごめんなさい。
やばい、自分を殴りたい。泣いて崩れ落ちたい。だめ、だめ。それは。
力づくで首や腕をぎゅっと掴む。理性を、理性を。
どうしよう。
そうやって、混乱しながらそんなことを考えてる。
相手を困惑させて焦らせてしまう。
こんな私と話すのはかなり時間と労力がかかることです。
普段の私の様子からは、話したくても話せないことが伝わりにくいらしいです。
それだけ、話せない私の姿は人が変わったように見えるんだなって。
それが、ASD特性なのかトラウマ故なのかわからなくて。
元々の性格自体、恐らく、おっかなびっくりなところも多そうだしな、私は。
話せない瞬間を振り返っていつも思うのが、
感情と言葉が繋がらない、感情を言葉に変換出来ない。
脳の感情を司る部分と言葉を発する声帯?(単語力がないのは理科(生物)めちゃくちゃ苦手だったからです)までの回路が、
ぶった切られた感じ。
伝えたい。なのに、言葉に出来なくなる。
なんで、なんで。むり、むり、溢れる、溢れて理性が消える、やばい、どうしよう、立っていられない。
言葉に出来なくなった時、溢れてくる感情に圧倒されて泣き出したくなります。過呼吸として現れることもあります。
感情を一言の形容詞に変換が出来ない。
悲しい、辛い、苦しいこれはどんな時に出る言葉?
耐えられない、置いてかないで、まだ出来ない、むりだって、今はキャパオーバー、「そんなこと言わないで、傷つく、そんなこと言われてもわかんない、助けてよ」、「何が何だかわかんないけど、怖いって!怖い!」
具体的な言葉には出来る。
でも、悲しい、辛い、苦しい。これじゃあ漠然とし過ぎてる。
でも、具体的な言葉は、具体的過ぎるが故、流石に言えないと思うことも多くて。
そんな時は色んな気持ちを引っくるめた意味で、
「しんどい」って言葉を使います。
もしくは、フラッシュバック・解離後などで、怖い気持ちを自覚してたら、
「しんどいです。後、怖いです。」って伝えます。
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情動調律という言葉を『赤ずきんとオオカミのトラウマケア』(※)という本からから知りました。
(※)『赤ずきんとオオカミのトラウマケア』白川美也子 著
その本に書いてあった情動調律とは、
感情に言葉のラベルを付けることらしいです。
小さいこどもが泣いていたら、「悲しいね」と周りにいる大人も悲しそうな顔をして言う→その子は「悲しい」気持ちがどんなことかわか、という感じらしいです。大まかに言うと。
先程のエピソードの通り、私は感情に言葉のラベルを貼り付けることが苦手です。
Twitterのこど看(こどもの精神科看護師@こど看)さんのYouTubeの動画の中から
「大人は今までの経験が豊富だし知識も積み重なってるから「〇〇(具体例)、『あー、これは、報告そして〇〇さんに相談です。』判断出来ます。こどもはどうでしょう。大人に比べて「経験」だったり、「知識」が圧倒的に少ないです。相談するのか?しないのか?その判断自体、すごく難しい世界の中でこどもたちは生きてるんです。」っていう言葉が出てきました。
情動調律の苦手さも、こど看さんが仰っているこどもたちの実際、どちらも今の私の状態を指しています。
何とか、年齢相応に振る舞おうとしてる部分と、どうリカバリーしようしても上手く行かない、めちゃくちゃこどもな部分と。
特にこど看さんの言葉には甘えたくなることもゼロではないのですが、その言葉に甘えるともっと苦しくなる。甘えたくなる気持ちはそのまま受け止めるけど、行動化はだめ。
それは、わかってる。
21歳の私と恐らく小学生にもならない私と。
両方抱えちゃってます。
アンバランスだな。
毎日が綱渡り。
それでも、感情の濁流に飲まれても、
流されないように、何かに必死にしがみついて日々を過ごしてます。
音楽や、本、お菓子、好きなものに支えられる日々。
必死にしがみついている物から手を離したらやばいところに流されそうな毎日。
それでも、それでも、折れた心が完全に分断されて離れ離れになる前に戻す。
だから、今は、今の自分を諦めて(受け入れて)その行動に必死にしがみついて生きる。
Little Glee Monsterの「明日へ」っていう歌詞に
前略
…揺らいでまた気づくのは
揺るぎないから
切れそうな糸を結びなおす
願った明日は
思ってた 今日じゃない
重なる夢と
尽きない答えを抱え
不安が裂けて
弱音が溢れたって
明日へ 走る鼓動は
溶けやしないさ
…(後略)
という言葉があります。
弱音が溢れても、明日へ走る鼓動が溶けないように、必死にしがみついてその手を離さないでいます。
真っ暗な文章でも最後までお読み下さってありがとうございました🌻