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秘密の花園。

おはようございます。ちいさなちいさな雑貨屋さんsweetmarronです。
夏からの図書館通いがまだまだ続いているワタクシ。

息子に必ず会談レストランシリーズを借りてきてと頼まれるので、借りるついでにこども図書館の本を見ていたら、あまりに可愛い装丁で自分用に借りた。

子どもの頃、母に勧められて最初に読んだのは、母のバイブルのような「赤毛のアン」だった。なんだかとにかく長い本だったけど、子どもでもわかりやすい物語で、何となく未だにストーリーは覚えているので、それくらい印象的だったのだと思う。

その次は「あしながおじさん」「不思議の国のアリス」系を図書館から自分で借りて読み漁った。特に不思議の国のアリスを読んだ後の衝撃は今でも忘れられない(物語の細部は忘れて、衝撃だけ覚えている…)。

だけど、この秘密の花園は「読んだ記憶」しかない。もしかしたら読んでもないのかもしれない気がするくらい話を全然覚えていなかったので、もうなんなのかワカラナイけれど「秘密の花園」自体は知っているので、やっぱり読んだのかな…(小学校5年生くらいの頃かなあ読んだとしたら…)。

とにかくウキウキワクワクする表紙で心が躍る。
調べてみたらイラストレーターの北澤平祐さんが手がけたイラスト。
装丁家の中嶋香織さんと手がけたものらしい。

見るからに楽しそうなお話が繰り広げられるとしか思えない装丁。
なんて可愛いの!なんて可愛いの!
中ももちろん可愛い。ピンクに白とかかわいすぎる!!と凄く感激している。
背表紙も。
3人の子どもと動物たちの様子が凄く素敵に描かれている。

子ども向けと言いつつ、この「秘密の花園」は長編の作品なので、結構読みごたえがある。

話は「インドで生まれた不機嫌な少女メアリ」「動物と会話できるディコン」「生まれながらに偏屈になってしまったコリン」の3人が主な登場人物で、メアリの両親が死んでしまい、親戚の家(コリンの父)に引き取られたところから話が始まる。

昔の「いわゆる」引き取られて不幸になる話かと思うけれど、この装丁のようにかなり可愛らしいストーリーが広がる。

どんどん物語に引き込まれていくうちに、秘密の花園で起こる「魔法」がとても可愛らしくて最後は涙が滲んでいた。
(翻訳家の方のあとがきも心温まって、凄く良かった。海外の作品は翻訳家の訳し方でほんと印象が変わるんだよな~原書のまま読めれば一番なんだけど…)

で、読み終えて、子どもの頃にこの話の良さはわからなかったかもしれないな~と感じた。自分が子どもを育てることになって、感じるものがあるので、やっぱりそこはシンクロしているのかもしれない。

そして、私が幼い頃読んで覚えている作品は、主人公にシンクロできたり、主人公になりきって頭の中で一緒に冒険している物語ほど記憶があるのだと思った。

子どもにとって何が大切で、健康に過ごしていくことの素晴らしさみたいなものが描かれている作品。
可愛い動物や植物たち。生きる力ってホント、ちょっとしたことから得られるんだなと改めて感じることができたのでした。

同じく北澤平祐さんと装丁家の中島香織さんが手がけたこの講談社の作品は他にも5冊ほどあるらしい(赤毛のアン・クリスマスキャロル・不思議の国のアリス・若草物語)。
多分幼い頃に全部読んでいるけれど、赤毛のアン以外はほぼ覚えていない(クリスマスキャロルも凄く感動した記憶だけある…)。

息子が読みそうなら全部揃えるんだけど、どうだろうか…なんとなく違う気がしている…。とりあえず、他の作品も図書館から借りて読もうかなと思っている(ひょんなことがきっかけで再読というのも楽しいなと感じる♪)。

この本を借りた日、ようやく念願の季節のフルーツパフェを注文。
大きなバニラアイス・季節のフルーツ・生クリーム・グラノーラ・フルーツソース・ヨーグルト・苺ババロアが入っていて390円と言うコスパ。
美味しかった。

そうそう、少し前に手に取った「水車小屋のネネ」も偶然にもこのお二方が装丁を手掛けた本だった(秘密の花園を読むまで知らなかった)。
年末年始に読もうと思っているので、楽しみが一層増えた♪


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