【建築探訪】前川國男邸
中央線武蔵小金井駅からバスで約5分。
江戸東京たてもの園は様々な建築が楽しめます。
ここに来たらゆっくり時間をかけたい場所があります。
それは、前川國男邸です。
コルビュジエの弟子であり、モダニズム建築を牽引した前川國男。その自邸が再建されているのです。
書斎
リビング・ダイニング
キッチン
学生時代に課題で訪れた以来でしたが、そのときから“住みたい”と思う建築です。
すごいなと思う建築は多くても、住みたいと思う建築は少ないかなと。
決して広いとは言えないのですが、光と天井の高さが空間を豊かにしてくれていると感じます。
建築されたのは1942年。戦争中であり、物資が乏しかったはずなのですが決してそんなことは感じません。
必要なものが、空間がここにあるのです。
空間の豊かさは広さではないといいますが、まさにその通りだと感じます。
誰と何の目的で住むか、そのためにどんな設計がいいのかシンプルに追求されたのではないでしょうか。
ここに載せたのはあくまで一部です。
建築の良さは実際に空間を体感しないとわからない考えています。だからこそこれまで多くの建築を訪れて実際に自分の目で見ることの大切さを感じてきました。
ぜひこの光の温かさを感じて欲しいと思います。