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鏡に映る自分は疲れた顔をしていて
気持ち悪くて笑えてきた。
いつかの夜中に川沿いの側で佇んであの人はもういなくなった。
帰る場所が見つかったの?
それとも還ったの?
手ぶらなのにひどく重たい荷物を引きづって歩いているような気分だ。
わたしはどこに行けばいいの
夜の公園は昼間の公園と違ってかなり寂しいところ
街灯の光があたらないところに誰かがいる
あるいはパキッた目をした人が何かを誘ってくる。
家に帰りたくない人も多いのかも
イヤホンをつけて大声で歌っている人を見たら
余計に虚しくなった
みんなそうやって毎日ごまかして、ごまかして生きてるんだと
ずっと下を向いて歩いていたら
花はきれいだなとか
アスファルトはキラキラしてていいなとか
人間だから思うのかもしれないけど
人間が嫌になったりもする
もう嫌っていう感情すら嫌ってぐらい
帰る場所は見つかったの?
わたしは分からない
ただ周りの歩いている姿をみて
すごいね、えらいねと
言ってみるが、本心かどうかも分からい
色んなことを分からないってごまかして
いたらこうなった
分かったところでって思ってきたからかも
だから分からない
早く還りたい
🥀
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