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RTのちょっとシネマもっとシネマR「アフリカン・カンフーナチス」

今年初の「ちょっとシネマもっとシネマR」ですが、年明け早々にとてつもないモノを観てしまったのでそれで書いてみようかと思います!

その映画の名前は「アフリカン・カンフー・ナチス」

もうタイトルから漂うヤバい香り、「アフリカ」と「カンフー」と「ナチス」という絶対に混ざることの無さそうな3つを正に悪魔合体させた究極のバカ映画です(褒め言葉)

導入のストーリーはというと
第二次世界大戦の後、ナチスのヒトラーと旧日本軍の東條英機は敗戦後に死ぬ事なく実は秘密裏にアフリカのガーナへと逃亡、そこで日本の空手を武器に侵略、現地のガーナ人を「ガーナアーリア人」に変えてしまい更なる侵略を目論んでいた。

そこに地元で中国拳法の「影蛇拳」を習っていて、実力もある主人公が立ち上がる!!

という、これだけを読むと「お前は何を言っているんだ?」と突っ込まれること請け合いな内容なんですが、概ねこれでストーリーは間違ってないです。間違ってないんです!

今、これを読んでくれている方の頭の中に思い浮かんだ「アフリカン・カンフー・ナチス」がそのまま画面に出てきます、そのイメージで間違ってませんよ。

ただ、これだけぶっ飛んだ設定なのに、「師匠を敵に殺され恋人を奪われた主人公が、新たな師匠のもとで修行し更なる力をつけて仇を討つ」という王道中の王道をいく展開はいっそ清々しいです

またカンフーアクションは力強くしなやかかつキレッキレで、中国のカンフー映画とまではいかなくても目を見張る動きのシーンが多く素直に驚きました

しかし!それらを全て吹き飛ばすぐらいのツッコミどころの嵐!!!

冒頭5分の世界観の説明で笑い死ぬかと思いました

「お前!それハーケンクロイツじゃなくて卍じゃねーか!!」とか

「なんで黒人が「俺はゲーリング」とか言ってんの!?」とか

「エヴァ・ブラウン黒人verってなんやねん!」とか

「東條英機の身体がだらしない上に白いタンクトップ焼けをどうにかしろ!」とか

「露骨な地元飲料のマーケティングやめろw」とか

ツッコミが大渋滞して追いつかない!!
この映画は座ってお行儀良く観るのではなくて、ビール片手に半分酔っ払っいつつツッコミを入れながらガヤるのが正しい見方だと思います。

「これが正しいB級映画の見本だ!」と言わんばかりのクオリティとストーリーが大洪水となって観る者を飲み込む「アフリカン・カンフー・ナチス」

万人には勧めにくいですが、B級映画が好きな人には必ず刺さること確実なこの作品、また色々と面倒くさい世の中になった今だからこそこんなバカ映画を観て何も考えずにひたすら笑う時間を持ちませんか?

今ならアマプラで200円でレンタルできます!!
絶対に損はさせないので配信停止になる前に見る事をマジオススメします!!


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