地方局アナウンサーあるある 囲い込み!?卒業前から引っ越し&勤務
こんにちは!アナウンサー受験のプラットホーム・井上智惠です。
きょうも、アナウンサーを目指す人に知ってほしい アナウンサーあるあるシリーズです。
もしかしたら他の職業でも共通するかもしれませんが、周りのアナウンサー採用の現場で当時起きていたことをお伝えします。
就活において、内定を持ちながらも他の企業を受ける…ということは、よくあることだと思います。第二希望の会社に受かったあとに第一希望の採用試験が行われることもありますし、それでもし第一希望に受からなかったらそのまま第二希望の会社に行きたい…など、色々な考えがあると思います。
アナウンサー就活も同様に、
地元からは遠い四国の放送局に受かったけれど、できれば地元に近い関東圏の局に行きたい…などと考え、
内定した四国の局に「4月からそちらで働きます」と返事をしながら、ギリギリまでこっそり関東圏の局を受け続ける人も普通にいると思います。
就活生にとってはこれから働く大事な会社を決める訳ですから、このやり方がNGとは今の私は言えません。
でも、もしその人がギリギリで関東の局に受かったら、その四国の局は内定を辞退され、蹴られてしまう訳です。
しかもアナウンサー採用は1年に1人しか採らない場合も多く、その貴重な1人に蹴られると誰もいなくなってしまいます。
蹴られた四国の局の気持ちになって考えれば、大切な数少ない内定者にきちんと入社してもらえるように対策をすることでしょう。
どんなことをするか…
それは、
・入社前に何度か局に来させて管理職などと沢山話をさせる。
・早めに家(賃貸契約)を決めさせる。
・未経験だから研修したほうが良いなどと言って卒業前から早めに働かせる
などがあると思います。
今はこんなことをやっていないかもしれませんが、
私の場合は徳島の放送局に受かった後、2月初めにご挨拶と家探し、学生でほぼ単位は取り終わっていたので、その後は卒業前に引っ越しをして早めに働いたほうが良いと言われ、2月中旬には賃貸を契約して引っ越ししていました。
そして、まだ学生なのに2月からNHKのスタッフ証と保険証を持って、卒業前に普通に働いていました…。。。
その頃には気づいていませんでしたが、逃げられないよう囲い込まれていたとも言えます。(その年採用したのは私一人でしたし。いなくなったら困りますよね。)
実際に、毎年3月ギリギリにその翌月の4月から働ける人向けの採用が出ることもありますし、もう新年度が始まった4月に「すぐに働ける人募集」といった採用が出ていることがあります。
全てではないと思いますが、
これは、ギリギリで蹴った人の穴埋めを急いでするような枠だと思います。
わざわざギリギリで採用をかけませんよね…
アナウンサー受験をしていて、地方局まで目指すあなたは、
こんなことあるかもしれない…
もし自分が内定を持ちながらこっそり別の局を受けるとしたら、
どうする??どう上手く伝える?と、
時間があれば少し考えておいてもいいかもしれません。