アナウンサー職が漠然と気になっている…そんな皆さんへ アナ受験の流れと現実…
こんにちは!アナウンサー受験のプラットホーム井上智恵です。
最近、アナウンサーを目指す(もしくはちょっときになっている)
学生さんを対象にオンラインで授業をしていますが、
その中で、沢山の質問をしてもらい嬉しい限りです。全て経験をもとにお答えしています。
…ですが、
レッスンは限られた時間の中でぜひ実践(マンツーマンで今教えたい)ことに充ててほしいと思っているのが本音です。
正直、アナウンサー受験全般についての質問で、授業の時間を使ってもらうことは私にとっては全然かまいませんが、親御さんやご自分のバイト代を使ってきてくれる…と思うと、
全般的なことはブログにすれば無料で知ってもらえていいと思うのです!
ですので、ここではレッスンで有料でもお伝えしている、アナウンサー試験全般についてお伝えします。
さて、今回は、アナウンサーという仕事が今、漠然と気になっている…という大学1-2年生を主な対象になってくるかと思います。
よく言われているのが、アナウンサー就活はどこよりも早く始まるから、
「全ての就活の練習になるよ」ということ。
これは本当です。
実際、私が採用試験を受けたのは、
2008年入社で、大学3年秋の試験でした。
その後もっと早まった時期がありましたが、
採用選考指針を守り、早く採用できなくなったこともあり、試験は4年生になってからという形で行っています。
しかし、この試験、実はその前に始まっているんです。
アナウンサー試験の本採用試験の前に3年生ごろから、「セミナー」や「インターンシップ」という名の講習会を行う局が多数あります。
セミナー受講者の募集要項などにも、
あくまでも、「本採用とは関係ありません」と書いてあります。
では、テレビ局は、
【学生の本試験の練習などのために、わざわざ本試験前にセミナー】を開催しているのでしょうか?
私の経験からはNOと言わざるを得ません。
セミナーを開くのはきっと本試験のように大変だと思いますし、
【セミナーで良い子がいたら、声をかけておきたいな】とは思っていると思います。
実際、私が某キー局のセミナーを受けた時に隣の席に座っていた子は、
その後本試験にも受かりましたし、そのセミナーに出ていた男子学生も受かっていました。
キー局では1000分の1と言われる合格率の中、
2-30人ほどのセミナー参加者の中から2人も合格者が出ていたのです。
これは「青田買い」のような状況と言わざるを得ません。
つまり、就活開始が4年生になった今でも、
アナウンサー試験はかなり早くから始まっているのです。
では、そのセミナーに参加するためには、どうしたらよいでしょうか?
局によってセミナーに参加するためにも書類選考や面接もあり、人数が絞られます。
このセミナーに行くことをまずは目標にして、アナウンススクールなどに通う学生がほとんどです。
高校生からこのセミナーを目標にしている人もいるといいますから、驚きです。
(※具体的にどんなトレーニングをしているかは、後日お伝えしますね。)
セミナーに行けることになった人は、
テレビ局や関連施設で原稿読みやフリートーク、カメラテストの練習などが行われます。
私はセミナー参加まではできましたが、残念ながら、その中から声がかかることはありませんでした。
しかし、見込みがありそうな人には別のセミナーが用意されているとも聞きます。
これはきっとあると思います。
詳しく言えませんが…だいぶありそうな気配がありましたから…笑
さて、次回は、そのセミナーに参加するために、どんな準備をすればいいのか、詳しくお伝えしますね。