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【旅行#13】中欧周遊旅行①クラクフ・アウシュヴィッツ編

こんにちは!2024年1月26日から2月1日まで中欧4か国のポーランド、チェコ、オーストリア、ハンガリーを巡ってきました。今回はその中からポーランドのクラクフ、そしてアウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所を訪問したので、その記録をシェアしていきたいと思います。

ところで、日本人の感覚ではポーランドやチェコ、オーストラリアのエリアを“東欧”と呼ぶことが多いように思います。ところが外国人の友人に“Eastern Europe”に行く、と言うとベラルーシやウクライナ、ブルガリアのエリアに行くと勘違いされることが多かったのです。実は私たち多くの日本人が東欧だと思っているエリアは英語で“Central Europe(=中欧)”と言うようなのです。というわけなので、タイトルは中欧周遊旅行にしてみました。参考にしていただければ嬉しいです。


1月26日

Lund to Krakow

この日は夕方にLundを出発し、移動日となりました。今回は人生初のRyanairを使いました。Ryanairは格安航空会社と言えば真っ先に名前が挙がるエアラインですが、実はまだ一度も使ったことがなく、ドキドキしながらの搭乗でした。というのも、Ryanairの公式アプリは、スマホの設定が日本だとダウンロード出来ないので、オンラインチェックインした後のスクリーンショットを搭乗券として使うしかないんです。

心配は杞憂に終わり、無事に定刻通りクラクフの空港に到着。その後は旧市街に近いホテルにチェックインをして、翌日に備えて早めの就寝となりました。

1月27日

アウシュヴィッツ強制収容所

今回、私は自力でアウシュヴィッツに行くのではなく、Airbnbツアーというものに申し込みました。国際免許もなく、クラクフからバスを使って行く自信もなかったので、結果的にとてもいい選択だったと思います。英語のツアーでしたが、ガイドの方はとても分かりやすく親切な方でした。

奇しくも、私がアウシュヴィッツ強制収容所を訪れた1月27日は国際ホロコースト記念日と呼ばれる日でした。これは1945年1月27日にアウシュヴィッツ強制収容所が解放されたことに起因します。その影響もあってか、来場者はかなり多いように感じました。

アウシュヴィッツ強制収容所はかなり広大な敷地で、正直まだまだ見足りないなと思いました。ガイドさんから事前にどの建物にどんな展示があるのかが分かるマップを貰っていたので、それを頼りにかなり厳選して展示を見ました。私が参加したツアーはビルケナウ強制収容所にも行けることを売りにしていたものだったので、それぞれに割ける時間はあまり長くなかったのです。

大量に集められた靴

展示の中には、人間の髪で編まれた生地や名前が書かれたトランクケースなど、見学しながらその残酷さに泣きそうになるものも多かったです。人間がいかに人間を殺したのか。その歴史にとても胸が引き裂かれそうな思いでした。

ずらりと立ち並ぶ建物

ビルケナウ強制収容所

アウシュヴィッツ強制収容所前から出ているバスに乗り、ビルケナウ強制収容所に向かいました。ビルケナウ強制収容所は、ヨーロッパ各地からユダヤ人を乗せた鉄道が辿り着く先であった場所です。

終着点

どこまでも広大な敷地に、こんなところで人間が生きていけるはずのもない粗末な造りの建物が立ち並んでいました。

各地からユダヤ人を乗せてきた貨物車

建物の中は見学できる場所とそうでない場所がありましたが、その広大な敷地を歩くだけで、そこで現実に起きていた様々なことに思いを馳せる時間になったと思います。

死ぬまでに一度は行きたい、と思っていたので今回なんとか訪問することが出来てよかったです。天候は生憎の雨で、一眼レフでの写真はかなり少なくなってしまったことは少し心残りでした。

Krakow old town

ガイドさんの運転にて、18時半頃クラクフ市内に戻ってきました。深夜発プラハに向かうFlixBusまで時間があったので旧市街を散策してみることにしました。中央と思しき広場ではライトアップ がされていて、疲れた心に沁みました。

旧市街
建物の下を通り抜けられる市場のような場所

夕飯にはポーランド名物のピエロギを食べました。なんだかんだでアウシュビッツに行くこと自体かなり緊張していたので、ここで少しリラックスできたと思います。ピエロギは日本でいうところの餃子のような形をしていて、中に肉や野菜、チーズなどが入っていて、とても美味しかったです。

Krakow to Prague

今回もお馴染みFlixBusを使いました。何回乗っても辛かったです。とはいえ今回はかなり席も空いていたので、運よく1人で2席分使うことが出来ました。いつもよりは気持ち快適だった気がします。

まとめ

人生で絶対に一回は行きたいと思っていたアウシュビッツに行くことが出来て、本当によかったなと思いました。それだけで今回の旅に意味があったと思うほどでした。歴史についてもある程度学んできたつもりでしたが、まだまだ学習の余地があるなと感じました。世界で起こっていることにもっと関心を持って、生きていきたいと思えるような一日でした。

さて、これにてポーランド編は終わり、次はチェコ共和国・プラハへと続きます。更新次第、下にリンクを貼っておくので、是非そちらから続きも読んでもらえたらと思います。

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